薬剤師が気合いで乗り切った辛い禁煙・薬を使った楽な禁煙と日々注意したこと

私もかつては喫煙者でした。

大学で一人暮らしを始めて、アパートの1階にあったタバコの自動販売機で夜中に何となく買ってしまったのが始まりです。

もう20年以上前の話ですが今でもよく覚えています。少しワルい感じの方がかっこいいと思っていた若かりし頃です。

今やタバコは1箱400円以上しますが、当時は貧乏大学生にもやさしい1箱200円代の時代でしたし、ジュースと同じく誰でもいつでも自動販売機で買えました。

大学の中にあるベンチには必ず灰皿があって、いつでもどこでも吸える環境であったのも幸い?して、就職するまでは不自由なく喫煙ライフを送っていました。

そんな私も今では基本的にはタバコを吸いません。(悪友に誘われるため”基本的に”です)

この記事では私がタバコをやめたきっかけと苦労して禁煙に成功した方法を紹介しつつ禁煙を楽にしてくれる薬を紹介し、皆さんの禁煙へのチャレンジを応援します。

この記事を読んでもらえれば、間違えなく禁煙できることでしょう。私はそう確信しています。

私がタバコをやめたきっかけ

禁煙するきっかけとなったのが、多くの会社で行われているけど当時では珍しい「就業時間中は禁煙」が、私が就職した会社でルール化されていたことです。

新入社員だった私は、就職説明会で最初に語られた「就業時間中は禁煙」を律儀に守るために就職直前から研修期間の間に禁煙を行いました。

今考えるとこうしたきっかけがあったからこそやめれたと思っています。

余談ですが、研修が終わり正式配属になってから知ったのですが、世の中がまだまだ禁煙化に取り組む雰囲気ではなかったために皆さん就業時間中でもおかまいなくタバコを吸っていました。

東京の路上喫煙もOKな時代でしたし。

就業時間中の禁煙は、当時では時代を先取り過ぎていたんでしょう。

とは言っても私のように実際にタバコをやめた人もいたので、意味のあることだったなんだなと思います。

私が禁煙した方法と禁煙までにかかった期間

今ではあとで紹介する禁煙の手助けをする薬がありますが、私が禁煙を始めた時にはそういったものは一切ありませんでした。

「気合い」と「根性」でがんばったのが私の禁煙方法です。

禁煙を始めた最初の2日間は、イライラ、何も頭に入ってこない、ぼーっとする、舌がしびれるなどの禁断症状に常に悩まされました。

どんどん辛くなっていく感じで、このままひどくなっていったらどうしよう、絶対に禁煙できないと思うほどです。

でも3日目以降からそうした症状は徐々に少なくなっていき、1週間後ではタバコを吸いたい気持ちはMAXであるものの、今またタバコを吸ってしまったら禁煙2日間の地獄の苦しみがもったいないと思えるようになっていきました。

その後2か月目くらいまでは、常に吸いたい状態が続きましたがタバコは吸わずに過ごせ、3か月目あたりからタバコのことを考えない時間が徐々に増えていきました。

半年くらい経つとふとタバコを吸いたいと一瞬思う時があるくらいで、ほぼタバコを吸いたいと思うことがなくなり、タバコとセットになっていた宴会などでもタバコ無しでも全く苦痛にはならなくなりました。

ということで、気合いと根性で禁煙成功と思うようになったのは、だいたい半年ということになります。

今は気合いと根性で禁煙する必要はない!

2017年現在では禁煙は、気合いと根性だけでやるものではなくなっています。

それは禁煙補助薬があるためです。

ここからは禁煙補助薬にはどのようなものがあるのか、さらに禁煙を助けるために日々の生活で気をつけたいことも紹介します。

禁煙補助薬の種類

ここからは私と同じ苦しみを味わうことなく楽に禁煙できる薬を紹介していきます。

禁煙補助薬は全部で3つあります。

  • ガム:ニコレット
  • 貼り薬:ニコチネル、シガノンなど
  • 飲み薬:チャンピックス錠
ガムと貼り薬にはニコチンが入っていてタバコを吸っているのと同じ感覚にする薬です。徐々に使用する量を減らしてニコチンがなくても過ごせる体にする薬です。

飲み薬のチャンピックス錠は、脳に働く薬でそもそもタバコを吸いたいと思わなくさせる作用とタバコを吸った時の満足感を与えてタバコを吸ってもおいしいと思わせなくする作用がある薬です。

ガムと貼り薬は市販薬として発売されており薬局やドラッグストアですぐに購入できますが、飲み薬は病院を受診しないと入手できません。

なお貼り薬は病院受診して入手する方法もあります。この方が安く効果的な薬を使えます。

禁煙補助薬の効果はどれくらい?

私の禁煙方法であった気合いと根性での禁煙の辛さを「3」とします。

それが市販薬の貼り薬の禁煙補助薬を使うと「2」になり、病院で処方してもらう内服の禁煙補助薬を使うと「1」になるとされています。

具体的な商品名で言うと、貼り薬のニコチネルやシガノンは1.5倍禁煙を楽にし、飲み薬のチャンピックスは3倍楽にするということです。

3つの禁煙補助薬のさらに詳しい紹介

ガム、貼り薬、飲み薬の3つの禁煙補助薬について、それぞれもう少し詳しく説明をします。

ニコチン含有のガム(ニコレット)について

ガムは気休め程度なので禁煙の辛さを弱める作用は低いです。

しかし、ガムでは使用する回数によって体に入れるニコチン量を微妙に調整できるということと口さみしさを紛らわすメリットがありますから、貼り薬と一緒に使うと効果的です。

なお、飲み薬のチャンピックスを飲んでいる間は、ニコチンを体内に入れても作用させなくするため、ガムの意味がなくなるので使用しない方がいいです。ガム代が無駄になります。

ニコチン含有の貼り薬(ニコチネル、シガノン)について

貼り薬は「大」「中」「小」の大きさが3種類あって、ニコチンの含有量が異なります。

禁煙最初の方はニコチン含有量が多い「大」から使い始めて、「中」⇒「小」と変更していって徐々に体内のニコチン量を減らすという治療を行います。

「大」を使い始めた時、「大」⇒「中」に変更の時、「中」⇒「小」に変更の時には、体がほしがるニコチン量が足りずに気合いと根性が必要となりますから、この時にガムからニコチンを足すと少し楽になると思います。

でもガムを使いすぎるとせっかくニコチン量を減らすことをしているのに意味がなくなりますから、ガムは意識的に減らす必要があります。

なお、市販薬での貼り薬は「中」と「小」しかありません。(大は病院受診が必要)

1日に20本以上タバコを吸っている場合は「大」から開始するのが一般的ですから、タバコの量が多い方は市販の貼り薬での禁煙チャレンジには気合いと根性が必要です。

1日10本程度の方だと市販薬でもすんなり禁煙チャレンジできるでしょう。

ヘビースモーカーの方は、できれば次で紹介する病院受診して効果の高い飲み薬で禁煙チャレンジを開始するのをおすすめします。

市販の貼り薬では複数種類の商品が発売されていますが、中身は同じですから値段で決めて全く差し支えありません。

最も禁煙効果が高い飲み薬(チャンピックス)について

私は飲み薬を使った禁煙を最もオススメします。

禁煙効果が高いし何より健康保険が使えますから市販薬より安く禁煙できます。総額3万円くらいです。

お勤めの会社によっては禁煙治療代を補助してくれる場合があります。会社の福利厚生や加入している健康保険組合の補助も要チェックです。

実は私の禁煙は1回だけではありません。人間の意志って弱いですね・・・。再喫煙を経験しています。

2回目の禁煙は、今の会社で禁煙外来を始める時にしました。担当者がタバコを吸っているなんてシャレになりませんからね。

禁煙外来で使う薬は、私の一存で飲み薬のチャンピックス錠のみにしましたので、それを使っての禁煙です。

チャンピックスはスゴイです。

タバコを吸いたいと思う気持ちはほぼ出なくて、気合いと根性の禁煙がなんだったんだろうという感想です。本当にあっさりと禁煙できました。

でも禁煙外来に参加されている方の中には、チャンピックスがあまり効かず禁煙できなかった方や副作用がひどすぎて気合いで禁煙することになった方も大勢います。

全員がチャンピックスですんなり禁煙とはいきませんが、試してみる価値はめちゃくちゃあります。

チャンピックスを製造している製薬会社ファイザーのウェブサイトにチャンピックスを取り扱っている病院が検索できますよ。

タバコを吸いたくなる動作や状況を考えよう

薬を使えば体がニコチンをほしいと思う気持ちは少なくなりますが、タバコが日々の生活習慣とセットになっているとその生活習慣をした時にめちゃくちゃタバコが吸いたくなります。

禁煙する際にはタバコがセットになっている動作や状況を洗い出しておく必要があります。

例えば、パチンコに行く、麻雀をする、酒を飲む、コーヒーを飲む、朝起きてすぐ、ご飯の後、テレビを見ている時などです。

パチンコや麻雀は他の人がタバコを吸っている状況下が多いですので禁煙に慣れるまではやめておくことをおすすめします。

酒やコーヒーも慣れるまでは出来る限りやめておくといいでしょう。特に酒は気分が大きくなりますから1本くらいいいやとなるために要注意です。

朝起きてすぐ、ご飯の後などの日常生活では、タバコを吸うことに代わってやることを考えてみましょう。

刺激のある炭酸飲料を飲む、すぐに歯磨きをする、ウォーキングをするなどです。

こうした考えは何をやるにしても同じです。私は禁煙の次に大好きなお酒を制限する休肝日の設定にもチャレンジしています。休肝日をつくることもお酒とセットになっている生活習慣を変える必要があります。

何かを変化させる時はいつも同じです。特定の物事だけを変化させるのではなく、周囲も変えることが重要です。

まとめ

医療職でありながらタバコを吸っていた私が、禁煙をした時のきっかけや禁煙方法を紹介しました。

当時は禁煙補助薬はなくて気合いと根性での禁煙でとても辛い日々を送りました。

今では3種類も禁煙補助薬があって、飲み薬では気合い禁煙の3倍も楽に禁煙できます。

薬による禁煙補助に加えて、生活に組み込まれているタバコを取り除くことも行いながら禁煙すると成功率が高まりますよ。

健康経営というキーワードの元に、多くの企業ではこれから喫煙対策をさらに強化していくことが予想されます。

急に会社の中で締め付けが厳しくなることも想定されますから、今のうちから禁煙にぜひチャレンジしてみてください。

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