市販薬ロキソニンSに湿布・テープ・ゲルが登場 特徴とおすすめ度は?【貼り薬・塗り薬】

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「ロキソニン」と言えば痛み止めでお馴染みの薬ですよね。

この薬ほど名前が知られている薬はないんじゃないかと思う程です。

初めは危険度の高い「劇薬」指定であったロキソニンは、医療用の飲み薬としてでのみ長年使用されておりました。

しかしその内にテープ剤やシップ剤の貼り薬やゲル剤の塗り薬が発売され、劇薬でなくて普通薬に変わり、ついには市販薬として飲み薬が2011年から発売されています。

そこに2016年8月からは市販薬でも貼り薬と塗り薬が加わりました。

30年も前からある薬なのにここ10年くらいの変化がとても大きい薬です。

この記事では、新発売となったロキソニンSの外用薬であるシップ剤、テープ剤、ゲル剤の特徴やどういった場面で使うのか、このブログ内で行っている痛み止め分野のおすすめ薬に変化があるのかについて紹介します。

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市販薬ロキソニンSの外用薬の特徴

2016年に発売された3種類のロキソニンS外用薬のシップ剤とテープ剤とゲル剤の特徴は次のとおりです。

ロキソニンSパップについて

rokisonin-pappu
ハッカのすっーとした匂いのある白いブヨブヨした貼り薬です。私もそうですが、40歳くらいより上の方が痛み止めの貼り薬と聞けばまず頭に思い浮かぶ形をした薬です。

薬に水分を含んでいますから貼った時の冷感はハンパないでしょう。なので肩こりとか常に痛い時に貼るよりも捻挫とか打撲をした直後で患部に熱を持っている時に効果が高いです。

単にヒヤっとするだけですから肩こりなどに使ってもらっても全く問題ありません。

難点は粘着力が弱く「はがれやすい」というところです。

膝とか肩とかよく動く部分にはあまり適しませんが、下図のように切れ込みを入れるとある程度は安定します。

sippu
出典:久光製薬CSRレポートより

ちなみに「シップ剤」とは正式には「パップ剤」といいます。水分を含んだ薬が布に塗りつけられたものという意味です。「湿布」と書けば分かりますよね。

ロキソニンSテープ ロキソニンSテープL

te-pu

テープ剤はペラペラな貼り薬です。サロンパスがこの形状で有名です。

匂いもなく、貼っている様子が分かりにくいので女性に人気です。

湿布と違って粘着力がかなりありますから肩・肘・膝などの関節や服でこすれやすい背中に貼るのを得意とします。

テープ剤は大きいものと小さいものと2種類発売されていますが、半分に切っても大丈夫な薬ですから大きい方を購入しておいて、使う分だけ切る方法でも大丈夫です。

ロキソニンSゲル

geru

ゲル剤は塗り薬です。

アルコールが入っていて塗った直後に蒸発しますから気化熱で体の体温が奪われてすっーとします。

シップやテープを貼っているのを見られたくない首など、貼りにくい指などに適しています。

難点はシップやテープは薬がずっと補給されるのに対して、ゲルは一回塗ったら次に塗るまで薬は補給されないので、薬の効果が切れるのが早いところです。1日数回塗る必要があります。

ロキソニンSテープ・パップ・ゲルのおすすめ度

飲み薬のロキソニンは、痛み止めとして私が最もおすすめする薬です。

でも貼り薬や塗り薬としては、「最もおすすめ」とは言えません。

それは痛み止めの効果が一番高いと言われる「ジクロフェナクナトリウム」という成分を配合した市販の貼り薬や塗り薬があるためです。

痛み止めの強い・弱いは個人差が強いので、どの成分が最もいいかどうかは確定はできませんが、ジクロフェナクナトリウムの効果が最も良さそうというのは、医師・薬剤師の中で共通認識なんだと思っています。(違っていたら指摘ください)

ということで、痛み止めの外用薬として私が最もおすすめするのは、「フェイタスZα」シリーズになります。

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「フェイタスZα」シリーズを使ってもあまり効果がなかったらロキソニンSシリーズを試すといいでしょう。

加えてロキソニンSの外用薬がイマイチと思う点を2つ紹介。

ロキソニンSの外用薬は値段が高い

値段に関しては市販薬は医療薬に基本的には太刀打ちできません。

医療薬はそもそもの値段設定が安い上に3割負担ですからね。破たん寸前ですが日本の医療制度は本当にすごいと思います。

テープ剤で値段を比較してみましょう。

医療用のテープ剤の小さい方は、1枚27.4円で、7枚で191.8円になります。その3割ですから7枚で57円になります。

一方で市販薬のテープ剤の小さい方は、7枚で980円です。

17倍も値段が高いです。

医療用のテープ剤を入手するには病院受診が必要ですので手間と薬代以外の費用も必要になりますが、それでもなお安いと思います。

時間はプライスレスですから受診の手間をどう考えるかですね。

ロキソニンSの外用薬はネットで買えない

飲み薬はネット買えるのに外用薬は買えません。

飲み薬も外用薬も同じ「ロキソプロフェンナトリウム」という有効成分ですが、外用薬は市販薬としては発売されたばかりでのでネット販売できない「要指導医薬品」に指定されているためです。

同じ成分なのに何でダメなんだとは私も思いますが、念には念を入れた対応なんだと思います。

他の薬でもそうですが、厚生労働省は危ない橋を渡りません。外国では認められている薬でも副作用に気になる点があれば日本では認めない対応をしています。

これを良いことと捉えるのか悪いことと捉えるのかは、個人の考え方になるでしょうから議論しても平行線のままでしょう。

ちなみにロキソニンSの外用薬がネットで購入できるようになるのは3年先の2019年です。

まとめ

痛み止めとして最も使用されている「ロキソニン」の市販薬にシップ剤・テープ剤・ゲル剤の3種類が仲間入りしました。

使用する場所や求める効果によって使い分けが必要になります。

痛み止めとして最も効果が高いとされる「ジクロフェナクナトリウム」の外用薬はすでに発売されていますから、私のおすすめする市販薬にはなりません。

ただ、痛み止めは個人差がありますからジクロフェナクナトリウムを有効成分とする「フェイタスZα」シリーズに満足できなければ試す価値ありです。

ロキソニンSの外用薬は2016年現在では、ネットで購入できません。

薬剤師が在籍ドラッグストアや薬局で、薬剤師が勤務する時間帯に購入しに行きましょう。

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