血管のサビを知る新しい検査ロックスインデックス|値段、病院、受けるべき人を紹介

シェアする

楽しく平和な毎日を一瞬で変えてしまう脳梗塞や心筋梗塞。

日本人の25%が血管が硬くなる「動脈硬化」による脳や心臓の血管の病気で命を落としており、一命は取り留めたとしても生活を激変させてしまうこと間違えありません。

発症直後の入院・手術はもちろんのこと、手足のマヒなどの障害が残ることもありますし、全く何もなかったとしても再発予防のための通院と服薬は年単位で必要となります。

二回目もなったら次こそ命がやばいからです。

動脈硬化は全く自覚症状なく状態が進行してしまうのが何よりも怖いところです。ですが、日々の食事や運動習慣などの生活習慣によって予防しやすい病気でもあります。

とは言ってもなるかどうかも分からない病気のために生活を節制し続けるのは、なかなか難しいものがあります。ダイエットや筋トレですら続けるのは難しいですからね。

何事もモチベーションになるのが、現在の状態が分かっていることです。現状の「見える化」です。

無限に続く道を歩くより、あと〇〇kmと表示されている方が心も体もやる気が出てきますよね。先の見えない仕事より期日がはっきりした仕事の方がやりがいがもてることは実感したことがあると思います。

同じことが脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化による病気でも分かるとどのくらい生活習慣を気をつけたらいいのか、あるいは積極的にサプリをのんだらいいのかが分かり、とても前向きに生きていけるようになります。

毎年受ける健康診断の血液検査の中には、「LDLコレステロール」、「HDLコレステロール」、「中性脂肪」といった動脈硬化へのリスクを計る検査があるのですが、それらの数値がいくつだから脳梗塞や心筋梗塞にどれくらいかかりやすいかは分かりません。

これらの数値が良くても体質的に動脈硬化が進むことがあり、心筋梗塞になる方の約30%はLDLコレステロール値が正常だったという研究もあります。

そこで医療業界で現在ひそかに注目されているのが、「ロックス・インデックス(Lox-index)」検査という動脈硬化の引き金となっている二つの物質(酸化変性LDLとsLOX-1:後で紹介します)を測定し、脳梗塞や心筋梗塞の10年後のリスクを直接的に教えてくれるというもの。

ロックス・インデックスの優秀なところは、検査値が正常で病気になっていない状態でも将来的な脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクが分かるということです。

脳梗塞や心筋梗塞が命に直結するってこともそうですが、運よく助かったとしても入院費・治療費は、時に数百万円を超える莫大になってしまうことも事前にリスクを知り対処する理由の一つにもなります。(高額医療費制度で多くは戻ってきますが)

本当は全員に受けていただきたいのですが、特に次のような方はリスクが高いか周囲への影響力がとても大きいので、ぜひ毎年ロックス・インデックスを受けて「動脈硬化の見える化」をしていただきたいと思います。

ロックス・インデックスを受けるべき方

  • 近い家族や親戚が、脳梗塞や心筋梗塞になったことがある方
  • 高血圧、脂質異常、糖尿病の動脈硬化を進めてしまう病気の方
  • 将来脳梗塞や心筋梗塞な方
  • 愛する家族がいる方
  • 会社などで要職に就いている方
  • 40歳以上の方

そこでこの記事では、ロックス・インデックスで計測する二つの物質はどういったものか、ロックス・インデックスの結果の信頼性、検査を受ける方法と費用、リスクが高いと判定された場合の対処方法について詳しく説明します。

ある日突然として愛する家族や友人と別れなければならないよう、現在のリスクを知って必要に応じた予防をするための参考にしてください。

スポンサーリンク




ロックス・インデックスで測定する酸化変性LDLとsLOX-1とは?

動脈硬化は、血管の内側の細胞で慢性的な炎症が起きることで進行します。

酸化変性LDLは、悪玉コレステロールであるLDLコレステロールがストレスやタバコなどによって発生する体内の活性酸素によって生み出されるもので、動脈硬化を引き起こす原因物質であるとされています。

LOX-1は、酸化変性LDLが血管の内側にくっつく場所で、酸化変性LDLがLOX-1と合体すると動脈硬化を進行させてしまいます。

sLOX-1はLOX-1の一部が血管に出てきたもので、sLOX-1の値が高いと血管内部の炎症が進んでいることを示しています。

こうした理由から酸化変性LDLとsLOX-1を測定することで、血管内の動脈硬化や炎症の進行具合を知ることができます。

ロックス・インデックスの信頼性は?

ロックス・インデックスの最も優れているところは、大人数の日本人での長期間な試験で有用性が確かめられているところです。

国立循環器病センターが行った大阪府吹田市の住民2500人の11年間をずっと調べていく試験(疫学調査といいます)で、ロックス・インデックスが10年以内の脳梗塞・心筋梗塞発症率が分かる検査であることが立証されました。

医療業界でのエビデンスは、海外での結果が多い中で日本人で確かめられているロックス・インデックスの信頼性は高いと考えられます。

また一部の怪しげなクリニックではなく、このような公的病院でも受けられる検査ってことも注目に値します。

2017年でも続々とロックス・インデックスに関する論文も発表されていますから今後さらに発展していく検査だと確信しています。

ロックス・インデックスを受ける方法

ロックス・インデックスを測定するためには、ある程度の血液量が必要なので病院で採血を受けなければいけません。

病院では、ロックス・インデックスのみでも受けられますが、できれば人間ドックや健康診断と一緒に受けた方がトータル的に体のことを知ることができておススメです。

人間ドックや健康診断と一緒にロックス・インデックスを扱っている病院は、こちらの人間ドック・検診予約サイトの左サイドバーにある「フリーワードで人間ドックを探す」に「LOX-index」と入力して検索するとロックス・インデックスを人間ドックで受けられる医療機関が検索できます。(下図赤枠部分)

ロックス・インデックスの費用

ロックス・インデックス単品で受けても人間ドックで受けても費用は12,000円前後です。医師の診察・説明が不要であれば1万円を切る場合もありますが、やはり大切なことですから医師から説明は聞きたいですよね。

いずれにしても高い!と感じますが、突然来る脳梗塞や心筋梗塞を予防するための「投資」と考えれば安いものです。

自分のため、家族のためにね。

脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高い場合の対処・予防方法

ロックス・インデックスでの結果が悪く、脳梗塞や心筋梗塞にかかるリスクが高いとされてもすぐにあきらめるものではありません。

それはロックス・インデックスの結果は10年スパンの長期的なものであり、今の生活習慣を変えれば十分に未来は変えられるということです。

そのためにすぐに始めることは次の3つです。

まずは精密検査を受けよう

ロックス・インデックスで高リスクと判定されたら、まずは現時点で脳や心臓に問題がないかを病院で検査して確かめましょう。

できればロックス・インデックスを受けた病院で精密検査を受けれた方が良いです。ロックス・インデックスを知らない医師もいますから。

そういう点では、人間ドック・検診予約サイトを活用し、大きな病院でロックス・インデックスを受けておくべきです。

動脈硬化予防の第一歩はダイエットで生活習慣病予防

動脈硬化を進める原因は、やはり高血圧・脂質異常症・糖尿病といった生活習慣病です。

これらは日々の食生活や運動習慣の積み重ねの不摂生からくる体重オーバーによるものが大きいため、適正体重になるようダイエットに励むことの優先度は高いでしょう。

ダイエットは、食事制限や運動をまず第一に考えてしまいますが、まずはぐっすりと7時間熟睡できるようにすることが基本です。

しっかりとした睡眠ができていない間は、食事や運動でがんばっても効果は限定的ですので注意が必要です。しっかりと寝ることから始めてみてください。

睡眠とダイエットの関係、ぐっすりと寝るための方法を別記事でまとめていますので参考にしてください。

寝ることは、食べることと同じで生きていくためになくてはならないものです。(この2つに「性欲」を加えて人間の「3大欲」と言うって知...

サプリでさらに健康的になろう

ダイエットは時間がかかりますので、動脈硬化のリスクはすぐにはなくなりません。

リスクをすぐに下げておくために役立つのが「トクホのサプリメント」です。

トクホは、インターネットで手軽に買える上に消費者庁が効果を認めている医薬品に近い健康食品ですから言うことありません。

生活習慣病の高血圧、脂質異常、高血糖の方に最適なトクホのサプリを私がそれぞれセレクトして紹介している記事がありますので、ぜひ参考にしてください。

>>血圧が高い方におススメなトクホのサプリメント

>>コレステロールが気になる方におススメなトクホのサプリメント

>>血糖が気になる方におススメなトクホのサプリメント

まとめ

コレステロールや中性脂肪などではなくて、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを「見える化」できる新しい検査「ロックス・インデックス」について紹介しました。

通常の健康診断ではリスク度は分からないので、検査値が悪くてもつい放置しがちです。それはリスクの現状が分からないのが大きな要因として考えられます。

検査値の状態を自分の事として捉えることができないためです。どこかで自分は病気にならないと思ってしまうためです。

それを解消する手段としてロックス・インデックスはとても有効ってことで、会社の健康診断で、ロックス・インデックスを健診項目の一つとして採用している話をいくつか聞いたことがあります。

価格は1万円を超え少し高く感じますが、運悪く脳梗塞や心筋梗塞で命を落としたり莫大な医療費がかかることを考えれば安い投資です。

特に働き盛りの40~50歳代の方、愛する子供や家族がいる方におススメで、できれば人間ドックや健康診断と一緒に受けて全身状態を知り、リスクを把握できるようにしましょう。