リレンザもタミフルに続いて使用期限が10年に延長

rirenza

2013年11月25日にリレンザの使用期限が10年に延長されることになりました。
なお、タミフルは7月に使用期限が延長されています。

https://industrial-pharmacist.com/?p=768

メーカー(GSK)からの発表・報道

メーカーのウェブサイトにはこれに関連した発表はありませんでした。

メディアで報道があったくらいで、延長された理由は行政備蓄分を廃棄させないようにするためのようです。
読売オンラインでは次のように記載されていました。

厚労省によると、備蓄されているリレンザは計905万人分あり、うち国による備蓄分59・5万人分が今年度中に期限切れになる見込みだった。この分の買い替えが不要になれば14・5億円を節減できるという。

メーカーとしては使用期限延長は不本意だったのかな??

使用期限延長の適用範囲

2009年に使用期限が7年に延長された際には、行政備蓄分のみが特別扱いされ、備蓄中のタミフル・リレンザの使用期限延長がなされ、卸や医療機関にある薬剤は新しい使用期限は適用されませんでした。

今回もそうなんだろうと思いながら両薬剤のメーカーに尋ねてみたところ、やはり行政備蓄用のみ箱に記載されている使用期限を読み替えても良いとの返事でした。

都道府県によっては卸や医療機関にある薬剤でも使用期限を読み替えても良いとのうわさを聞き、再度メーカーに尋ねたところ、どちらもメーカーとしては推奨しないが、そのように判断をしている都道府県があるのも知っているし保管温度が適切なら品質上は問題ないとの返事。

あとは医療機関のご判断でと逃げられました。

薬の使用期限の決め方

発売当初はどのくらい使用できるかは不明なので、通常ありえないくらい高温多湿の過酷な条件下での安定性を確かめてほぼ確実に使用できる短い期限を設定します。

それと同時に通常の保管方法でサンプルをとっておき、定期的に検査を行って安定性を確かめて使用期限を延長するのが一般的です。リレンザも発売から10年以上が経過し、実際に10年保管しておいても大丈夫だったということで延長されていていると思います。

参考

https://industrial-pharmacist.com/?p=1191

産業保健スタッフとしては

診療所を持つ企業では、新型インフルエンザ用にタミフルやリレンザを備蓄しているところもあるかと思います。

備蓄中の薬剤の使用期限が延長できればとても助かると思いますので、医療機関判断では無く統一見解がほしいところです。

まぁ使用するのは新型インフルエンザの大流行という特殊な事情でしょうから、言われなくても使用するとは思いますが。

まとめ

タミフルに続いてリレンザも使用期限が10年に延長されました。
とはいっても次の製造からの適用になります。

ちゃんと10年もつのでしょうが、行政備蓄を廃棄するわけにはいかないための手段にすぎず、私たちにはあまり影響がなさそうです。

と思ったら、2015年にタミフルを購入したら使用期限10年で納品されました。メーカーに聞いたところ箱の詰め替えを行ったようです。リレンザはあまり購入しませんのでどうなったのかは不明ですが多分同じ対応になるのでしょう。

ちょっとはメリットが感じられます。

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