腸内フローラの改善で病気を減らす! 恐るべき腸内細菌の影響力

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抗生物質を服用すると腸内の善玉細菌の数を減らしてしまい下痢の副作用が出るなど、腸内細菌の変化は腸の調子に影響を与えます。しかし、最近では腸内細菌の働きは腸だけでなく全身に影響することが分かりはじめてきています。

人間の細胞数60兆個に対して、腸内細菌は100兆~1000兆個もいつとされているわけですから人間の活動に影響がないわけがありません。
(腸内細菌の数は正確にはまだ分かっていません。)

腸内細菌たちのことは「腸内フローラ」とも呼ばれます。「フローラ」とはお花畑という意味で、細菌がぎゅっと集まってお花畑のように見えることから「腸内フローラ」と名付けられています。

腸内フローラについては、まだ分からないことだらけのため、思いもよらない研究結果が得られることがあって、さまざまな研究結果が続々と発表されてきておりこれから注目の分野です。

この記事ではメディアに取り上げられていた腸内フローラの可能性をいくつか紹介します。

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ヤフーニュースで取り上げられていた内容

肥満で肝がん発症か=腸内細菌が変化、マウス実験―がん研

肥満によって腸内の細菌が変化し、肝臓がんを引き起こすことがマウスの実験で分かったと、原英二がん研究所部長らが26日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。原部長は「人間でも同様の仕組みが働いている可能性がある。細菌を抑えるなどの発症予防策につながると期待される」と話している。

研究チームは発がん性のある化学物質を低濃度でマウスに塗り、高脂肪食を与えて肥満させたところ、肝臓がんを発症した。肥満させなかったマウスは発症しなかった。

詳しく調べたところ、肥満マウスの腸では、通常のマウスに見られない細菌が増えていた。この菌が作り出した特殊な酸が、門脈を通じて肝臓に移行。一部の細胞に損傷を与えて肝細胞の異常増殖を起こす物質を分泌させ、がんを引き起こしているとみられる。

人間も肥満すると腸内細菌が変化することが報告されている。研究チームは肥満の肝がん患者から採ったがん組織を分析。一部で同様に細胞の損傷が起きていることも確かめた。

yahooニュースから転載(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130627-00000011-jij-sctch)

ニュースを見て感じたこと

なぜ大腸癌ではなく肝臓癌なんだ!っていうのが正直な感想ですね。

酸が吸収されて肝臓に影響を与えるなら全身にも少なからず何かあるでしょう。また、腸内フローラの変化が肥満にするのか、肥満だから腸内フローラの変化が起こるのかどっちなんでしょう。

情熱大陸で、腸内フローラの研究で最先端の慶應義塾大学先端生命科学研究所 福田真嗣先生が、力士の腸内細菌がどのような菌で構成されているのかを調べているのが放映されていましたが、一般の日本人と変わらない構成であったとされていました。

力士は単なる肥満ではありませんから今回のヤフーニュースでいう肥満とは違いますが、太っている事実よりも太らせた食事や運動の生活習慣が腸内フローラを変化させたのかなと思いました。

こんなにたくさん!腸内フローラが影響を与えること

日経メディカルオンラインに掲載されていた腸内フローラの体への影響について箇条書きします。

医療従事者でないと会員になれず全文が読めませんのでポイントだけ紹介します。

会員で詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。

  • 食事の欧米化が腸内細菌の欧米化にもつながり大腸癌が増えた
  • 腸管上皮に抗原刺激を常時与えることで、腸管局所のみならず全身の粘膜免疫機構にも重要な役割を果たしている
  • 無菌マウスに肥満マウスの腸内細菌を摂取させると、痩せたマウスの腸内細菌を与えた場合に比べて脂肪量が有意に増える
  • 2型DM患者では有害な細菌の存在傾向が強い一方、有益な細菌の量が少ない傾向
  • 脂肪肝からNASH(非アルコール性脂肪肝炎)への進行にも腸内細菌由来物質が関与
  • 腸内常在菌が宿主の思考や行動にも影響する可能性
  • 75歳以上の59%から善玉菌のビフィズス菌が高頻度に検出された(長寿命を示唆)

この記事はこれほどの影響力のある腸内細菌はどこからやってくるのかというしめくくりでした。全く持って生命の神秘ですね。

腸内細菌はパーキンソン病やうつ病とも関わりが!

2017年には腸内フローラがパーキンソン病にも関わりがある研究結果も発表されましたし、腸内フローラは脳の神経伝達物質のセロトニンやドパミンの生成にも関わっているともされ、腸にいながらにして人間の脳にもとても大きな影響を与えています。

まとめ

腸内フローラは生まれる際、産道を通る時に母親から受け継がれるとも言われています。母親もその母親から受け継がれているので、代々受け継がれた「秘伝のタレ」みたいなものなんでしょうか。

長生きの家系、癌の家系、メンタルが弱い家系とか病気は結構遺伝要素が高いことが知られていますが、それがDNAの関係で遺伝するのではなく腸内フローラの受け継がれによって起こるのかもしれないなぁなんて思いました。

また、薬の効果や副作用にも腸内フローラは大きな影響をを与えていることも分かりつつあります。

腸内フローラの改善は、単に便秘や下痢の解消にとどまらず、私たちが生きていく上で欠かせないものです。

ヨーグルト、ヤクルト、納豆などの乳酸菌飲料や発酵食品から善玉菌を体に取り入れ、オリゴ糖や食物繊維で善玉菌を活発化させることがとても重要となります。

日々の食生活から意識的に腸内フローラの改善が期待できるような食品を摂取して腸内環境を整えるのがベストですが、今では薬ではなくサプリで腸内フローラを改善させるものがたくさん発売されていますんで、そういったものも要チェックですね。

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