毎日元気に過ごして、仕事・遊び・勉強をめいっぱい楽しむために大切にしたいのが、腸内環境を整えること。
腸内環境とは、「腸内フローラ」と呼ばれる腸に生息している善玉菌、悪玉菌、中立菌で構成される細菌たちのことです。
善玉菌が優勢なら腸内環境は良い状態だし、悪玉菌が優勢なら腸内環境は悪いといえます。
腸内フローラは、便秘や下痢などのお腹の調子を左右するのはもちろん全身にも大きな影響があって、がん、免疫、長寿、糖尿病、脳、肌、肥満、うつ、パーキンソン病など、さまざまな病気になりやすさにも関わりますし、薬の効きにも関係があります。
それは、車にいいエンジンは積んだけどガソリンが無い、オイルが十分でないのと同じ。
そこで活躍するのが「おなかの調子を整える」効果があるトクホ(特定保健用食品)です。
そこでこの記事では、いつまでも元気に毎日過ごすため、腸内環境の改善が期待できる数多くあるトクホの中からオススメの商品を紹介します。
トクホで「腸活」。お腹の調子を整えましょう!
目次
おなかの調子を整えるトクホの種類
「おなかの調子を整える」トクホは、成分の種類によって次の4つ分類されます。
- 食品乳酸菌類を含むトクホ
- オリゴ糖類を含むトクホ
- 食物繊維類を含むトクホ
- その他の成分を含むトクホ
腸内環境を良くするには「シンバイオティクス」を意識しよう
善玉菌自体を生きたまま腸に届けるものは「プロバイオティクス」と呼ばれ、善玉菌を活発させたり善玉菌のエサになるものは「プレバイオティクス」と呼ばれます。
上のトクホの4分類の中では、1がプロバイオティクス、2・3がプレバイオティクスに該当します。
プロバイオティクスは腸内環境を良くする推進力でエンジンのような役目、プレバイオティクスはエンジンを効率よく動かす良質な燃料やオイルようなイメージです。
そしてこれらを同時に行うことを「シンバイオティクス」といいます。
エンジン・燃料・オイルの例えで考えると速く走るためには、シンバイオティクスがめちゃくちゃ重要であることが分かりますよね。
そこでこれから紹介するお腹の調子を整えるオススメのトクホは、1つだけではなくて2つ3つと同時に摂取するとさらに効果がアップしますんで要チェックしてくださいね。
参考ですが、ビフィズス菌などの善玉菌が作り出す人間に良い効果を示す物質・成分のことを「バイオジェニックス」と呼びます。
インフルエンザにかかりにくくするとされる「R-1ヨーグルト」がまさにバイオジェニックスです。
バイオジェニックスは、菌が胃酸などでやられてしまって生きたまま腸に届かなくても良いんです。
体に良い効果がある成分さえ腸に届けば良く、生きたまま善玉菌を腸に届ける必要があるプロバイオティクスとは考え方が異なります。
プロバイオティクスでオススメのトクホ
プロバイオティクスで最もオススメなトクホが「ヤクルト400」で、善玉菌の一種である乳酸菌「Lカゼイ シロタ株」を400億個含んでいます。
Lカゼイ シロタ株は、単に腸内フローラの善玉菌として働くだけでなく、腸内フローラの善玉菌で最も勢力が大きい「ビフィズス菌」を増やす作用もあって相加的に良い効果をもたらします。
ヤクルトは、この乳酸菌で創業して80周年を迎えています。
80年の間にLカゼイ シロタ株に関する本当に多くの研究がなされ、腸内環境の改善にとって大きな効果があることが解明されている長年の実績がオススメする理由です。
ヤクルト400は近くのスーパーで販売されておらず、ヤクルトレディによる宅配のみの商品です。
スーパーなどで売っているヤクルトは同じLカゼイ シロタ株を含有してますが、半分の200億個しか入っていないしトクホでもありません。
普通のヤクルトでも良い影響はあるとは思いますが、毎日飲む方が効果的ですので、買い忘れる可能性をなくすためにヤクルトレディに宅配をお願いした方が便利ですよね
宅配をお願いする場合は、ヤクルト400専用のウェブサイトからお申込みください。
ヤクルト400を飲んだ感想は・・・、めっちゃ普通のヤクルト!!
ヤクルトの味が嫌いじゃなければ全く問題なく飲めますよ。
プレバイオティクス(オリゴ糖)でオススメのトクホ
オルビス社「おなかにオリゴ」を最もオススメします。
そもそもオリゴ糖とは何なのか、5種類あるオリゴ糖の詳細は後で解説します。
オリゴ糖がビフィズス菌などの善玉菌のエサとなると言っても善玉菌にも種類があるのでどのオリゴ糖が好きかが異なります。
食べ物の好き嫌いが人それぞれ違うのは善玉菌だって同じ。
どのオリゴ糖も腸内環境の改善はある程度は期待できますが、オススメのプロバイオティクスである「ヤクルト400」にバッチリなオリゴ糖は「ガラクトオリゴ糖」です。
ヤクルトからLカゼイ シロタ株とガラクトオリゴ糖を合わせたトクホ「ヤクルトAce」を発売しているのが理由です。
5種類あるオリゴ糖からヤクルト選んだオリゴ糖であれば間違えありません。
ガラクトオリゴ糖には、いろいろな形状の商品がありますが、継続してのみやすのはやっぱりオーソドックスな錠剤がベスト。
錠剤タイプは1個あたりの量が明確に決まっている点もオススメ理由の一つです。
ヤクルト400とオリゴ糖を別にのまなくても「ヤクルトAce」一つでいいじゃん!となりそうですが、Lカゼイ シロタ株の量がヤクルト400の方が多いんでできれば別々に摂取できる方が効果的です。
それでも簡単な方が良いという方は「ヤクルトAce」からお試しください。
ヤクルトAceは、スーパーなどで買えますが、買い忘れがないよう宅配で買うと便利です。
参考:オリゴ糖とは?効果は?種類は?の疑問にお答えします
オリゴ糖はどんなモノ?
オリゴ糖は、3~10個の糖がたくさん合体したものです。
一言で糖と言ってもグルコースやフルクトースのようにも1つの化合物で存在するものもあれば、「砂糖」のようにグルコースとフルクトースが2つ合体して存在していているものもあります。
一つの化合物で存在できる糖のことを「単糖」といい、2つ合体した糖を「二糖類」といいます。
オリゴ糖は3つ以上が合体した糖のことを言います。
単糖だけでも10種類以上ありますから、オリゴ糖は3個以上の単糖の組み合わせにですから理論上はものすごくたくさんの種類があるということになります。
「単」⇒「二」と来て、「なんで三じゃなくてオリゴ?」て思いますが、オリゴとはギリシャ語で「少ない」という意味で、三糖以上は自然界にはあまり存在しないということです。
理論上はたくさんの種類が考えられても現実に存在するかどうかは別ということですね。
オリゴ糖にはどのような効果があるの?
人間が糖を体に取り込むためには単糖まで分解する必要があります。
二糖類の砂糖も胃や腸で分解されて単糖になりますが、オリゴ糖の多くは人間が分解することができずにそのままの形で腸まで運ばれて、腸内細菌のエサになります。
オリゴ糖をエサにする腸内細菌は善玉菌で、特にビフィズス菌を増やす作用があります。
風邪やおなかの調子が悪い時は消化の良いものを食べますよね。
オリゴ糖はその逆で消化が極めて悪いものですんで、食べ過ぎるとお腹が緩くなりすぎるかもしれないところには注意が必要です。
善玉菌のエサになりつつも自分には害のない程度の量を摂取しないといけません。
オリゴ糖の種類は?
オリゴ糖は理論上は数多く存在できるのですが、実際には主に次の5つがあります。
これらはいずれもビフィズス菌を増やす効果があるとされています。
- フラクトオリゴ糖
- ガラクトオリゴ糖
- 乳果オリゴ糖
- キシロオリゴ糖
- ラフィノース
5つのオリゴ糖は、果物や野菜など「体に良さそう」と想像できる食べ物に含まれます。
オリゴ糖の語源が「少ない」という意味のとおり、食べ物からたくさん摂取するのは難しいので、多くとりたい時はサプリの力を借りないといけません。
ちなみにですが天然から大量に取り出すのはコスト的にも難しく、現在発売されているオリゴ糖は工業的に製造されています。
ただ工業的といっても化学薬品で合成する例は少なく、細菌などの生物の力を使って製造しています。
プレバイオティクス(食物繊維類)でオススメのトクホ
ヤクルトヘルスフーズ「大麦若葉」を最もオススメします。
プロバイオティクスのヤクルト400をベースに考えたいので、同じヤクルトが発売しているトクホがオススメの理由。
食物繊維はオリゴ糖と同じで善玉菌のエサになります。
食物繊維は野菜にたくさん入っているので野菜を食べれば十分なので、あまり野菜を食べない方にオススメ。
プレバイオティクスとしてはオリゴ糖で足りる可能性があるので、食物繊維もトクホで摂取していまうとお腹が緩くなりすぎてしまうかもしれません。
ヤクルト400、おなかにオリゴの2つでは満足いかない時に食物繊維のトクホを試すといいでしょう。
まとめ
腸内フローラは、下痢や便秘といったお腹の調子に関わるだけでなく、全身の病気のリスクにも関係があることが分かってきています。
体重や血圧、検査値などのコントロールの他に腸の中も整えられるとうれしい未来が待っていることでしょう。
お腹の状態を整えるトクホは、善玉菌自体を生きたまま腸に届ける「プロバイオティクス」、善玉菌のを増やしたり活性化させたりする「プレバイオティクス」の2種類があります。
どちらか一方ではなくて両方を取り入れる「シンバイオティクス」を行うとさらに効果がアップします。
ヤクルトが80年の歴史で培ってきた善玉菌「Lカゼイ シロタ株」によるプロバイオティクス、その働きを助けるガラクトオリゴ糖によるプレバイオティクスで、いつまでも健康で仕事や遊びをフルで楽しめる体づくりをしていきましょう!
コメントを残す