カーセンサー車買取一括査定で9年乗った事故車を12万円高く売った全手法を紹介

訳があって、我が家では車を大人の数プラス1台を1年間所有していましたが、維持費を考えるとさすがにもったいなくて売却を決意しました。

初めて新車で買った大切にしていた車。

そんな車ですから少しでも高く売りたいと思い、複数の業者から合い見積もりが一気に取れる車買取一括査定を利用して売却しました。

カーセンサーの一括査定で申し込み、同じ時間に7業者を一気に家に呼んで、一番高い見積もりを出した業者にその場で即決して売る約束して入札方式で売却した話です。

その全ての手法をありままに紹介します。

車を売却する時の参考にお役立ていただければと思います。

売却する車のスペック

産業薬剤師というレアな職業である上に車種を掲載してしまうと身バレしてしまう可能性がありますので車種名は伏せさせてください。

車のスペックは次のとおりです。

  • 初年度登録:2007年(9年落ち)
  • 走行距離:75,000km
  • 色:黒
  • 車の形:ミニバン
  • 新車時の値段:車両のみで300万
  • 事故修復:有

加えて、純正ナビ、スタッドレスタイヤ付です。ちなみに同程度の同じ車の中古価格は70万円くらいです。

売却は自動車税がかからないようにするために3月中にします。
(本日は3月8日)

車の買取一括査定先

中古車販売としては全国的にも有名な、「カーセンサー.net簡単ネット査定」に依頼します。

個人情報を送信するわけですから、なるべく大手なら安心であろうと思ったのがカーセンサーを選んだ理由です。

車の売却1日目:カーセンサー車買取一括査定サイトへ登録

カーセンサー車買取一括査定の入力方法

メーカー、車種、車のタイプ、事故歴、郵便番号を入力し、「申し込みスタート」ボタンを押します。

郵便番号は近くの査定可能な中古車屋を自動で判定してもらうために入力が必要です。

売りたい車の詳しい情報や個人情報の入力と査定を申し込みたい会社を選択

下図の赤枠部分に車の詳細情報を入力します。

右側の青枠部分には郵便番号から自動で判定された査定依頼先が表示されていますので、この時点で査定依頼をしたくない会社があれば必ずチェックを外してください。

最後に緑枠に個人情報を入力して「確認画面へ」を押します。

入力内容の確認画面が表示されますから問題なければ利用規約をよく読み、「同意の上、申し込む」を押してください。

私は入札形式を予定しましたので、なるべく多くの業者に来てほしくて全部で10社に依頼しました。

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車の売却2日目:各業者からの連絡&出張査定のアポ取得

車の買取業者からの連絡

その後、7業者からメール連絡が1通ずつあっただけですが、電話連絡は10社全てからあって、噂通り電話攻撃は凄まじいものがありました。
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無料査定登録を夜の12時頃にしましたので、さすがに夜中には電話はありません。

ですが、翌日は朝8時からずっと電話が鳴りっぱなし。その日一日は着信音は「無音」にしないとやってられないほどです。

仕事でしたのですぐには出られず、結局1日の着信数は58回で、昼休みはずっと各業者と話していました。

さらにその間にも22回もかかってくるという・・・。(通話中の着信はドコモからくるSMGで確認)

これだけ着信があると少し怖いです。

なお、電話を希望しない場合は、連絡希望時間帯の入力場所に「メールでのやり取りを希望」と記載した上で、査定申込先の詳細を押して「メールOK」の業者のみを選択することも可能です。

しかし、メールでいちいち査定の日程調整するのも面倒なので、電話で済ませた方が楽だと思いますよ。

出張査定のアポ取得

実は最初は、出張査定に来てもらう業者は、メールか電話で暫定買取価格を聞き、高いところ2~3社を少しずつ時間をズラして呼ぼうと思っていました。

しかし、業者と電話で話してみると暫定買取価格はどの会社もほぼ同じ。

それもそのはずで、業者が暫定買取価格を算出する参考資料が同じだからです。

しかも私と同じ考えの方も多いようで暫定価格を高めに知らせて、出張査定に持ち込む悪い業者が多いよと教えてくれる業者もあって、さらにその業者からは一斉に集めて一気に査定しちゃった方がいいし最近はそうする方も多いとも教えてくれました。

よほどの自信があるのか分かりませんが、私にとってもその方が業者対応が少なく済みますからありがたい話です。

ということで、電話がかかってきた業者全てに折り返し電話をして、全ての業者同じ日時に家に来ていただくようアポを取得

3社は予定がどうしても合わなかったのであきらめてもらい、残りの7社に次の日曜日に出張査定に来ていただくことで決定しました。

メール・電話での暫定買取価格

ちなみにですが、メールや電話での暫定買取価格は、35万円~60万円でした。

1年くらい前にディーラーで簡単に査定をしてもらった時の買取価格20万円でしたので、最低価格の35万円でもかなり高額です。

やっぱりディーラーよりこうした買取業者の方が高く買ってくれるのは確かですね。

【オススメ:カーセンサー車買取一括査定】

車の売却3日目:車買取の全業者一斉集合 実車の出張査定

それではお待ちかね。

7社一斉に同じ時間に出張査定に呼び実査定を受けた状況や結果を詳しく説明しますね。

車買取業者はどれくらい約束時間を守るのか

5社が集合時間の5分前までに来ましたが2社は遅刻。

当初は遅刻した業者にはお引き取りいただこうかと思っていましたが、もしかして遅刻した業者の買取額が高かったりしてと欲に目がくらみ何事かなかったかのように参加させてあげました。

出張査定当日の進め方と所要時間

各社に違った情報が行かないよう全社集まった段階で、次のとおりの車の状況や自分の意志を全員に一気に伝えました。

  • 車の型式
  • 走行距離
  • 基本装備
  • メンテナンス状況
  • 事故の修復内容
  • スタッドレスタイヤが付くこと
  • 今日売却先を決めること
  • 何ならそのまま乗って帰ってもいいこと
  • 細かい傷はたくさんあるので自分で確認してほしいこと
その後は各社自由に車をじっくりと確認し、全員が車を細かく見終わるまでに大体1時間程度かかりました。

多くの会社は担当者には価格決定権がないようで、確認結果を会社に連絡して具体的な金額を算出しているようでした。

これが本当に意外。

私の中では現場にいる担当者にかなりの裁量があって結構自由に決めるのかと思っていたのですが、今はITが進んでいますからその都度在庫状況や売れ行きなどの総合的な判断を本社で決定する仕組みになっているのでしょう。

1社だけいかにもアナログな感じの会社は、「現場で決まった値段がその車の値段」と担当者が言っていましたから、今は過渡期なんでしょうかね。

各社から具体的な査定額が出されるまでには30分ほどかかりましたから、結局この時点でトータルで1時間30分くらいかかっています。

査定後の車の売却額を決定する方法

一斉査定は、オークション方式ではなく、入札方式で行いました。

査定額としてはオークション方式の方が釣り上がりそうですが、現場に価格決定権がないようなのでそれも期待できません。

本社と相談しながら価格を決める入札方式の方が良さそうと思ったためです。

あと、自分のヤフオクでの経験で最後の最後で100円とかで競り負けてめちゃくちゃ悔しい思いを何回かしたことも理由の一つです。

入札方式の具体的な手順は次のとおりです。

  1. 全社名刺に査定額を記入し提出してもらいます。
  2. 一番高い会社の金額だけを読み上げて、再度入札する意志を確認します。
  3. 再入札する会社が再度名刺に査定額を記入して提出してもらいます。
  4. 以下これを繰り返す。

買取業者からの提示価格

なんということか我が愛車は、事故歴があるためほとんどの会社はあまり買取りに乗り気ではなかったという・・・。

特に全国的に名の知れた会社は事故歴のある車は自社では販売しないそうで、他社に転売するために買取額は低くならざるを得ないとのことでした。

ということで、2回目の入札の希望有無を聞いたところ2社しか残らないという無残な結果で、物の5分程度で42万3千円の買取額を提示していただいた会社に売却が決定しました。

これでも最低価格より12万3千円高く売れたので大満足です。

程度が良ければ3回くらい入札できたかもです。

各社の査定額は次のとおりで、メールや電話での暫定価格の範囲ですね。

1回目査定額 2回目査定額
A社 35万円 42.3万円
B社 38万円 40万円
C社 37.3万円 辞退
D社 34万円 辞退
E社 30万円 辞退
F社 35万円 辞退
G社 30万円 辞退

入札はこんな感じで実施(一つ社名が見えているのはご愛嬌ということで)
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買取業者決定後の売却の手続き

私の場合は当日中に売却することにしていましたので、そのまま売却の書類を交わす手続きに入りました。

売買契約書への記入・押印、名義変更用の書類への押印、実際の引取り日の打ち合わせを行いました。

この間にかかる時間は30分程度です。

この手続きをスムーズに終わらせるためには実印と印鑑証明を準備しておくと良いでしょう。

一斉に車の買取業者を呼んで見積取得をした感想と反省点

全社一斉に集めて出張査定をお願いしましたが、売却の手続きを終わらせ、全て完了するまでにちょうど2時間かかりました。

1社ずつ時間をズラして査定をしていたらとんでもないことになっていたでしょう。

この点は一斉に集まってもらってよかったと思います。

しかしこのやり方で気になった点もありました。

当然と言えばそうですが業者同士は知り合いなところです。

ちょっかいを出し合って必要以上に仲良しな感じも見受けられました。

かなりの金額が動く仕事なのでやる時はやるとは思いますが、裏で査定額の操作をしていたり取引順番をあらかじめ決める「談合」をしているのでは?と思わせる感じでした。

それを避けるため、一括査定に入っていない別の業者で事前に査定してもらい、あらかじめ具体的な売却額の目安をつけておくといいと思います。

提示された金額が良いかどうかの判断のためと業者の結託も防止できると思ったからです。

車買取時の売却時のよくある疑問

事故歴がなかったら査定額はどうなる?

我が愛車の場合は、プラス10万くらいとのことでした。

元々の査定額が何百万円の場合は事故の有無で結構査定額が変わるようですが、元々が低いとあんまり変わらないですね。

私の場合は後ろから追突されて自分は全く悪くないのに査定額が下がったので釈然としない気持ちでいっぱい・・。

査定前に洗車は必要なのか?

私の場合は前日にピカピカにしておきました。

本当に大切にしていた車ですから。

業者の一言目が「大切に乗っておられますね」でしたから多少印象は違ったのかなと思いますが、具体的な買取金額は本社で算出しますから、査定に影響が出ない程度であればピカピカにしておく必要はありません。

車の乗り換え時も買取業者へ出した方が得か

私の売却した車は、ディーラーで見積もった査定価格よりも高く買っていただきました。

お金に換えるなら確実に買取業者の方がお得でしょう。

でも乗り換えだとそうでもないケースがあると思います。

特に古い車や安い車の場合は、乗り換え時にディーラーに下取りに出した方が得なケースが多いと思います。

廃車にするしかない車でも走行距離に応じてキャッシュバックしてくれたり、お金ではなくて新車の方のオプションを付けてくれたりしますから。

ディーラーは値引きや買取りなど現金がからむものは渋りますが、オプションを付けることは案外すんなりいくものです。

まとめ

カーセンサー車買取一括査定に申し込んで車を売却するまでの全てをありのままに紹介しました。

最も査定額が安い業者と高い業者とでは12万3千円の差があったので、10業者と対応するのは面倒でしたがやった甲斐はあったと思っています。

一括査定に申し込んでも結局は実物を業者が見ることが必要です。

そのためのアポ取得は必須。

メールだけで済ませられる業者も多いですが、日程調整くらいなら電話で調整した方が早いと思いますよ。

そのためにも一括査定を申し込む段階で、出張査定の希望日時を決めておくとスムーズです。

あと査定金額が妥当かどうかの目星をつけておくため、業者同士の裏のつながりに注意するため、面倒でも一斉査定とは別に査定を事前にしておくと安心。

10業者と5分ずつ電話をするだけで査定額が10万円変わるとすれば、時給10万円以上の価値があることになります。

総じて、カーセンサー車買取一括査定には大満足でした。

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