人財・人材・人在・人罪 あなたはどれ?人財になるための考え方

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「”ジンザイ”には4つのタイプがある。”人財”、”人材”、”人在”、”人罪”である。」

定期購読している雑誌のコラムにこのような記載があり、とても興味を持ちましたので調べてみたところ・・・、私が無知なだけで人材育成関連のビジネス書には頻出の言葉のようです。

ということでこの記事では以下、”ジンザイ”について私が調べた結果や所感を紹介します。

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“人財”、”人材”、”人在”、”人罪”とは具体的にどのような人?

これら4つの”ジンザイ”は次のとおりに定義されています。

人財

すでに実績があってスキルが高く、今後の成長も期待できる人で組織の財産です。

今でも十分すごいのにさらに活躍が期待できるスーパーヒーローな人のことです。デキる男。こういう人になりたいですよね。

人材

実績はないが今後の成長に期待できる人です。

組織に長らく属する場合であればザ・無難な人です。ただ実績がまだ何も無い新入社員だとか組織に入りたての人は、何の評価もできませんからこの”人材”に分類されます。

人在

過去の実績はあるが、今後の成長は期待できない組織にただいるだけの人です。

ある程度の役職まで勤めたけど定年間際で「俺はもうすぐ会社辞めるし、関係ないから適当にやってよ」なんていって、まじめに仕事をしてくれないタイプのことです。

以前にがんばりすぎて燃え尽きてしまった方とか、それによって心身を病んでしまい復帰したはいいが何か悟ってしまった人とかでしょうか。

人罪

実績も今後の成長も期待できない組織のお荷物です。

本気でこういう人がいるから腹が立つんですよね・・・。

組織の中の”ジンザイ”の割合

80:20の「パレートの法則」の派生とも言われていますが、良く働く2割、普通の6割、サボる2割に振り分けられるという「2:6:2の法則」が有名です。

この法則からは、”ジンザイ”も2割が人財、6割が人材と人在、2割が人罪になると考えられます。

さらに成績を上げようとして人財ばかりを集めたスター軍団の組織を作ってもその中で2:6:2の法則が形成されてしまうそうです。逆に人罪ばかりを集めても同じだそうです。

スポーツだと良く分かります。お金にものを言わせてスターを集めたチームがいつも優勝するとは限りません。

どんなに優秀な組織であっても出来の悪い組織でもある程度の割合で”ジンザイ”が振り分けられてしまうということです。

“ジンザイ”は変化する

どの組織であっても「人罪」をそのままにしておく余裕はなく、解雇はないにしろ窓際に追いやったりとしてしまうと2:6:2の法則によって「人罪」でない”ジンザイ”が「人罪」に変化するのです。

最も「人罪」になり得やすいのは「人在」で、過去の栄光にしがみついているベテラン社員は、新しい物や体制への順応性や理解度が低く「人罪」へと転落しがちです。

また「人材」であったも運や環境が悪く、実績があがらずに心が折れてしまうと「人罪」へとなり得ます。

逆に「人在」であれば継続したモチベーションや新たなスキルを身につければ「人財」になり得ますし、実績があがれば「人材」も「人財」になり得ます。

「人財」になるために行う行動

現在の組織で「人財」となって活躍をしたいなら、そのために努力をするのはもちろん必要ですが、どの組織でも「2:6:2の法則」など一定の割合で振り分けられることを意識して、人や物の組織改変があったときに自分はどの位置するのかを考えることが必要です。

それが分かれば、どのような努力や振る舞いをしなくてはいけないのかが分かってきます。

「人財」を増やすために行う組織運営

どのようなグループに分けても2:6:2の法則になるのであれば、「人罪」ばかりのチームを作るという手があります。採用試験を全く受けずに入社した人はいないわけですから皆さんポテンシャルを買われて入社しているはずです。

少し勇気のいることですが、腐ったみかんは広がってしまいますから少しでも「人罪」は少なくする手段を講じなければ組織の活性化は見込めないでしょう。

薬剤師に関する組織では

調剤薬局の所属店舗、病院の薬剤部など、自分が属する組織の中で自分はどの”ジンザイ”となっているのかを客観的に見つめ直すことが必要です。

また、調剤薬局の会社全体ではどうか、病院全体ではどうかと別の切り口でも客観評価を下し、どのようなスキルを身につけ、どのような行動をすれば「人財」になれるのかを意識してください。

薬剤師としての薬や医療に関わるスキルを身につけるのは当然ですが、会社にどう貢献できるのか、病院にどう貢献できるのかビジネスマンとしての技能を意識したいものです。

産業薬剤師としてサラリーマンをやっていると医療関係者はビジネスマンとしては全くなっていない方が多いと感じます。特に長らく病院で勤務して転職してくる方の特殊性はかなりのものがあります。

「人材」が「人財」となるか「人罪」になるかは、組織全体から醸される意識や環境にも大きく影響するものですので、個人の問題だけではありませんが、意識的に行動することで変わると思いますのでまずはあなたの行動から見つめ直すところから始めてはいかがでしょうか。