TOEICを昇進昇格の要件にしている会社は世の中にはたくさんあります。
ある程度の規模の会社であれば、よほど特殊な仕事以外では英語が不要だなんてことはないはず。
会社的には英語力が測れれば何でもいいんだと思いますが、メジャーで手っ取り早く測定できるのがTOEICで多くの会社で採用されています。
私が勤務する会社でも昇進するためにはTOEICの点数が条件にあって、課長になるには700点が必要です。
入社時、450点だった私は入社してからこの話を聞かされてから真剣にTOEICの勉強を始めて、450点→510点→645点と点数アップし半年後には755点を取得できるようになりました。
そこでブログの中で実際に私が750点を取得するまでに行った勉強方法を3つの記事に分けて紹介していきます。
まずこの記事では500点台にまで点数アップする方法を紹介します。
ちなみに紹介する手法は、会社の同僚4人が実際に試して4人とも500点を到達した再現性高い方法です。
さらにちなみに4人は看護師又は保健師です。
ご注意いただきたいのが、この手法は英語ができるようになるためではなく、TOEICの点数を取るための方法です。
仕事で本当に必要な方は時間があるなら地道に英語力を鍛えるべきですし、そうすれば点数はあとからついてくるでしょう。
とは言っても英語力の基本は身に着きますし、リスニング力はかなり上がりますから私の紹介する方法で700点台を超えられれば全く英語ができないということは無くなるはず。
目次
TOEIC500点未満の方の英語力とは
私もそうでしたが500点未満の方は英語の基礎が分かっていません。分かっているつもりと言った方が正解かもしれません。
又は、TOEICを1回しか受けたことがないとかTOEICの仕組みや傾向が分かっていない方です。
例えば、製薬会社で東工大出身の同期(大学院も出ています)ですら300点台でした。東工大と言えば東大と方を並べるような大学ですから本来の実力は300点台ではないはず。
それくらいTOEICにはテクニックが必要となります。
逆に言えば、テクニックさえ学べばすぐに点数アップするでしょう。
しかし、そもそも英語の基礎が分かっていないと点数アップまでに時間がかかるかもしれません。
英語の基礎が分かっていない方というのは、中学の頃にやった英語が完璧でないということです。TOEICは単語は難しいですが文章構成は中学英語レベルです。
中学校で英語の成績があまりよくなかった方・苦手意識があった方は、まずは中学生の参考書から振り返ることをオススメします。
「急がば回れ」です。
あせらずしっかり復習してください。
TOEIC500点を達成するために必要な参考書
「はじめて受けるTOEICテストパーフェクト攻略New Edition」を一冊購入してください。(※注意)
こうした本は英語力を上げるためというより、TOEICの問題形式から解き方のテクニックまでが一通り学べる本で、まずTOEICがどういうものかを知るための絶好の本となります。
初心者向けの本はたくさんありまが、TOEIC500点であれば複数の参考書に手を出すよりも1冊を完璧にした方が効果的です。
紹介する本はそれまでの分しか利用できませんので、問題形式が新しくなってから発売される参考書を購入してください。
「はじめて受ける」という言葉が入っている参考書でリスニング用のCDが付属している本であればどれでも問題ありません。使いやすそうな本を選んでください。
勉強方法 リスニング編
リスニング力の強化
リスニングは若干TOEIC用のテクニックがありますが、そもそも英語がある程度聞ける耳にしないとはじまりません。
英語を聞ける耳にする方法は、購入した本に付属するCDを活用します。
具体的には次の通りです。
ひたすら聞くということ以外に手段はありません。踏ん張りどころです。がんばってください。
- 付属のCDの内容を全てスマホなどmp3プレイヤーに入れてください。
- ひたすら繰り返し聞いてください。
- 聞き取れない単語が出てきたら本で正しい文章を確認して分かるようになるまで聞いてください。これは3回くらい繰り返し聞いてもわからない時だけ確認するという頻度でも大丈夫です。
- その内聞き取れるようになってきますので90%くらい聞き取れるまでにしてください。私は全部で30回くらい聞きました。
- もしスマホアプリで倍速再生ができるなら、最後の方は1.2倍から1.5倍で聞いておくとさらに効果的。
リスニングのテクニック
実はTOEICで効率よく点を取るにはテクニックが必要です。
リスニングにはあまりありませんが、紹介した本に記載されていますからテクニックも学んでください。
例としては、part2では、5W1H(what,when,howなど)から始まる疑問文に対して、yes/noで始まる返事は無いということです。
一番最初の単語だから割合聞き取りやすいですが、それでも英語が聞ける耳になっていないと全く分からないことがありますのでテクニックだけでは足りません。
リスニング力を向上させる上記の勉強方法は必須ですよ。
勉強方法 リーディング編
単語力の向上
TOEICはビジネスや日常の英単語が多いですので、それ用の単語や熟語を覚える必要があります。
これは中学高校ではあまり勉強してこなかった分野ですので、この機会にしっかり覚える必要があります。
TOEIC500点レベルであれば、購入した本に記載されている全ての単語を完璧にしておけば充分です。
本に出てくる単語は全て覚えましょう。全てですよ。
リーディングのテクニック
リスニングよりもリーディングの方が、TOEIC用のテクニックがたくさんあります。
例えば、本当だったらシンプルな文章であるはずのものををあれこれ付け足して難しく見せていることが多いです。
具体的に「私は今日買い物に行く」というシンプルな文章が、TOEICでは「私は今日、昨日から上京している祖父と銀座で買い物に行く」という風になります。
余分な情報をくっ付けて小難しくしていることがよくあります。「今日」とか「昨日」が文章にあったら過去形なのか分かりにくいですから。
こうした文章への対策など、購入した本に知っておくべきテクニックがたくさん掲載されていますから全部覚えましょう。
TOEICを勉強する時間の作り方
仕事をしながら英語の勉強するのは結構大変ですから可能な限り効率的にやりたいですね。
私の行った方法としては、リスニングは聞くだけですので通勤時間を利用しました。
車や自転車通勤では危ないかも知れませんが、私の通勤は電車と徒歩で片道30分ですので、家と会社の往復時間だけで十分リスニング力をつける時間が得られました。
リーディングは机に向かって勉強するしかありませんので、これまで昼休みにぼーっとしたりネットサーフィンしていた時間をやめて、英語の勉強時間に充てました。
毎日20~30分くらいの少しの時間ですがコツコツやれば大きな時間になります。
あと早く帰れる日は、家でも1時間くらい勉強する日もありましたが、酒を早く飲みたい派なので家でじっくり勉強した記憶はあまりありません。
まとめ
私はこの記事で紹介した手法を3ヶ月間実行してTOEIC450点が510点になりました。
リスニングはひたすら聞くだけ、リーディングは主に単語を覚えることとテクニックを磨くということになります。
ちなみに私は同じような手法を利用して、450点→510点→645点→755点と点数アップをすることができました。
それぞれの勉強期間は3ヶ月ずつでしたのでしたので、TOEIC400点台の方が700点台にすることじっくり勉強すれば十分達成可能です。
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