高脂血症治療薬ロトリガがクールポコ状態な気がする件

mochi

中性脂肪を下げる効果がある医療用医薬品に「ロトリガ粒状カプセル」というものがあり、その中身は下記の成分・量です。

    1包2g中、

  • ドコサヘキサエン酸エチル(DHA) 約750mg
  • イコサペント酸エチル(EPA)    約930mg

ロトリガは通常1日1包服用しますが、中性脂肪が特に高い方はは1日2包服用することが可能な薬です。

実はこのロトリガって発売した意味があるんだろうかという代物です。今日はロトリガのやっちまってる感を紹介したいと思います。

まずロトリガの薬価(値段)について

この薬は病院・診療所でしか入手できない医療用医薬品ですので、公的な値段(薬価)が定められておりまして、その値段は・・・

2016年現在 1包2g:261.1円ですので、2包服用する方は、1日当たり522.2円になります。
通常、健康保険を使用して自己負担は3割になりますので、1日1包服用する場合は約78円/日、2包服用する場合は約157円/日になります。

次にサプリメントのDHAとEPAについて

サプリメント(機能性表示食品)としてもロトリガの成分である「DHA」と「EPA」が発売されています。

例えばですけど、アマゾンで売ってる「ネイチャーメイド スーパーフィッシュオイル 90粒」は、
1粒にDHAを108mg含み、EPAを162mg含んでおり、お値段は、1,138円です。

ということは、このスーパーフィッシュオイルを1日7粒飲めば大体ロトリガを1包のんでるのと同じだけの効果が期待できることになります。当然、14粒飲めば2包と同じことです。

お値段は、7錠だと約89円で、14錠だと約177円になります。

あれっ?ロトリガを健康保険を使った時の値段とスーパフィッシュオイルの値段がほぼ同じですよね。ロトリガを入手するには医師の診察が必要ですから診察料やら検査代やら他の費用も発生します。

スーパーフィッシュオイル7錠や14錠の方が、ロトリガ1包または2包より有効成分が多く摂れることになるので、値段も安く有効成分もたくさん摂れるということになります。

しかも、アメリカ型の「コストコ」がもし近くにあるなら、スーパーフィッシュオイルがもっと安く入手できるでしょう。

スーパーフィッシュオイルは中性脂肪の低下効果が公に認められている

2015年から開始された「機能性表示食品」制度があります。

これは消費者庁が認めた成分を含む商品で、メーカーが独自にヒトでも臨床試験(実験)をして、効果があることが実証できたら商品に「○○に効果があります」と記載してもいいという制度です。

スーパーフィッシュオイルは機能性表示食品として認められていますから、ロトリガと同じく中性脂肪に良い影響があるのは明らかです。

トクホのDHA・EPA イマークSでもいい?

機能性表示食品よりも薬に近い食品である特定保健用食品(トクホ)でもDHA・EPAを配合した商品が発売されています。

イマークSは、ドリンクタイプで、1本あたりDHAを260mg EPAを560mgが配合されています。値段は1本100円です。

これだけだとロトリガの成分量には足りませんから、スーパーフィッシュオイルを足す必要がありますし、値段も高くなります。

さらに毎日同じ味のドリンクを飲むって結構大変ではないですか?私だと1か月は飲めるけどそれ以上は飲むのをやめちゃうかもしれません。

効果や安全性がはっきりとしているトクホである安心感はありますが、私はスーパーフィッシュオイルをおすすめします。

これと同じ話がまだあるんですよ~

な~に~!やっちまったなぁ!

このロトリガと同じような理論が成り立つ薬が市販薬の中にもあります。男は黙ってスーパーフィッシュオイル。

https://industrial-pharmacist.com/?p=570

結論!

7粒とか14粒とか飲むことに抵抗がなければ、病院に行かなくてもいいし機能性表示食品であるスーパーフィッシュオイルで十分です。

機能性表示表示商品として発売している以上は、人に実際に飲んでもらって効果や副作用が確かめられていることですから、何も問題はありません。定期的な血液検査ができませんが、健康診断を毎年定期的に受けていれば全く問題ありません。

しかしながら2点スーパーフィッシュオイルで懸念されることがあります。

1つ目は、ロトリガの場合は、体への吸収がいいようにEPAやDHAが同一の形(エステル型)をしているのに対して、サプリメントの場合はそこまで厳密に管理されていないんでしょうから、体への吸収率だとかに差があって効果も違うかもしれません。

2つ目は、ロトリガの場合は医者に診てもらっている安心感と副作用救済への保険みたいなものがあるというメリットがあります。

ということで、昔からある医薬品ならまだしも2013年に発売される医薬品で、サプリメントに毛が生えたようなこの薬を発売することは「やっちまってる」んじゃないでしょうか。

新しく医療用の医薬品として発売するなら、市販薬やサプリメントでは到底手が届かないようなすごい効果があるはずと考えてしまいますもんね。

参考ロトリガでダイエットに興味のある方はこの記事も参照 

https://industrial-pharmacist.com/?p=1283

2 Comments

産業薬剤師

test様

コメントありがとうございます。

サプリは食品であり、薬と違って成分表示もあいまいですからおっしゃるとおり品質面では薬にはかなわない可能性がありますね。

私が言いたいことは、2013年にもなって発売する薬がサプリとそう対して変わらないものでいいのかってことです。

劇的な効果も見込めないのに共有資産である健康保険料を使ってまで使う薬でしょうかね。

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