実務未経験者の薬剤師が、甲種危険物取扱者に合格した具体的な勉強方法

kikenbutsu

全ての危険物を取扱うことができる危険物界の最強資格、甲種危険物取扱者ホルダーの産業薬剤師です。こんにちは。

この資格を取得しようとする方の多くは、仕事で必要であるからだとは思いますが、私の場合は全くの趣味!

結構難易度が高い試験にこれまでエタノールの備蓄くらいしか危険物と向き合ったことがない私が、甲種危険物取扱者の試験を1回で合格できた勉強方法を紹介しましょう。

甲種危険物取扱者を取得した理由

薬剤師のみに頼った働き方に妙な危機感を覚えて、これまでに宅地建物取引士(旧:宅地建物取引主任者)の資格を取りました。

その時の勉強熱が冷めずに他にも資格をとっておこうと思い、薬剤師又は薬学部卒で取得しやすい資格を調べていたら、この資格を発見したというのがきっかけです

その後、本屋で問題集を見てみると大学で勉強してきた化学の内容でとっつきやすそうだったのも理由です。

あと、甲種だけは受験資格があって誰でも取得できるわけではないという所もポイントでした。

誰でも取れたらレア度が下がりますからね。そんな軽い気持ちで受検しました。

甲種危険物取扱者の勉強に必要な参考書・問題集

オススメの参考書

乙4種はガソリンスタンドなど色々なところで使用しますので、とても人気が高く本当に様々な参考書がありますが甲種は受験できる人が限られていることもあってマイナーであまり参考書がありません。

本屋を色々物色したところ次の参考書が一番分かりやすいかなぁという程度で、これだ!っていう参考書がないのが残念なところです。

ざっと見たところどれも同じような物だと思いましたので、本屋に行って一番見やすいとか、気に入った物で全く問題ないと思います。

使いやすそうという印象は大事ですから、一応私の使った参考書も紹介しておきますが、本屋で実物を確認してください。

絶対に必要な問題集

参考書はなんでもいいんですが、問題集は絶対に入手しておくべきものがあります。

それは準公式である全国危険物安全協会で販売している問題集です。

最も試験内容に近い問題集であると思いますし、本番ではこの問題集から何問か出題されていましたので、これがなければ始まりません。

残念なことに本屋では売っていませんので、面倒でも危険物安全協会まで出向くか取り寄せてください。

具体的な勉強方法

まずご自身で選んだ参考書を一読して甲種危険物取扱者試験がどのようなものか、どの程度覚えないといけないものかを学んでください。

最初に参考書は、2周は読んでください。

当然ですが参考書に問題集が掲載されているなら必ず解いて自分の物にしてください。

参考書の内容がおおよそ頭に入ったら次に全国危険物安全協会で購入した問題集を解きます。

この問題集は良くも悪くも解答に解説はありません。

分からない所があれば、一つひとつ参考書を調べて何故そうなるのかを考えて、理解することが必要。

甲種危険物取扱者の試験は、覚えるだけでは受かりません。

理解するように努めてください。急がば回れです。

最後に問題集の全ての問題が間違えなくなるまで繰り返しましょう。そして出てくる問題の周辺の知識を参考書から得るようにしましょう。

特に化合物の一つひとつ個別にその物性を覚えなければいけないところは、同じような化合物でも危険度はどうか、発火点や引火点はどうかなど一緒に覚えていった方が効果的です。

私はこの全てに合計2ヶ月間かかりました。内訳は週5日くらい各日2時間くらいの勉強です。

結果として9割くらい得点できましたので少しやりすぎだった可能性は否定できませんが。

問題集でどうしても分からない問題の解答を調べる方法

全国危険物安全協会で販売している問題集を解いている時、参考書を調べても分からない時はgoogle先生に聞いちゃいましょう。

googleの検索窓に問題集に出てくる問題の頭から一字一句間違えなく入力して検索してください。

そうすればあら不思議。

誰かが質問したyahoo知恵袋にたどり着きます。

知恵袋はあてにならないことが多いのですが、この危険物の問題の時はそうではありません。回答にある記載内容はほぼ正しいと思って差し支えないと思います。

なお、調べても知恵袋に出ていない場合は、その問題を調べた人がいないくらい簡単だったと認識すべき

その程度の内容なら参考書を調べれば載っているはずです。

このブログの問い合わせフォームから私に聞いてもらっても良いですよ。

まとめ

危険物取扱の最強資格である「甲種」には、本屋で売っているよくある参考書と全国危険物安全協会で販売している問題集を使用して合計80時間くらい勉強すれば十分合格できます。

全国危険物安全協会で販売している問題集には解説がついておりませんので、自分で調べて一つひとつ確実なものにしていきましょう。

どうしても分からなければ、google先生が完璧にあなたのサポートをしてくれます。

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