養命酒だけではない? 薬剤師がおすすめする薬用酒を紹介【滋養強壮】

医薬品の薬用酒といえば「養命酒」を思い浮かべますよね。

昔からテレビCMでもよくやってますから知名度は抜群でしょう。

ところで、沖縄での「ハブ酒」など世の中には養命酒以外に薬用酒は、地方限定の物から全国に広まっている物まで数多く発売されているのをご存知でしょうか?

でもその多くはハブ酒のように体に良さそうな動物や植物(生薬:しょうやく)を漬け込んだお酒っていうだけで、厚生労働省から効果が認められている「医薬品」ではないのがほとんど。

薬用酒に求める体を強くして疲れにくくする「滋養強壮」の効果を確実に実感できるよう、できれば医薬品の薬用酒を選びたいですよね。

そこでこの記事では、医薬品以外の物も含めた世に多く存在する薬用酒とはどのような物なのか、医薬品でなければいけないのか、医薬品の薬用酒ではどの商品がオススメなのかを解説していきます。

一時的な疲労回復には医薬品のドリンク剤も効果的です。ドリンク剤のオススメ品もぜひチェック!

薬用酒とは漢方薬を構成する体に良い「生薬」をお酒で漬け込んだ物

生薬とは漢方薬の構成するもので、生薬がいくつか集まったものを「漢方薬」と呼びます。例えば有名な漢方薬「葛根湯」では全部で7つの生薬から構成されています。

漢方薬の場合は生薬をお湯で煎じて有効成分を取り出すのですが、お湯で抽出される有効成分はやっぱり水に溶ける成分が主なものになってしまいます。

しかし、お酒は油分も溶かしますから生薬をお酒で漬け込んだ場合、お湯では抽出されづらかった成分までもが溶け出てきます。

そのため、生薬によってはお酒で漬けないと効果が発揮できなかったり、効果が強かったり、異なる効果が得られることがあります。

それにお酒自体によって、血行がよくなり手足の冷えを抑えたり体を温める作用も期待できます。

薬用酒には医薬品と医薬品以外がある

疲労回復用のドリンク剤と同じように薬用酒にも医薬品と医薬品以外があって、できることなら効果が正式に認められている「医薬品」の薬用酒を選ぶことをオススメします。

ですが、地元で数百年もずっと親しまれている伝統の薬用酒なんていうのもあります。

例えば「保命酒」は広島県で有名な薬用酒で、医薬品ではありませんが地元で長年愛されている商品です。

体に良いことがなければ数百年も愛用されませんから医薬品ではないものの効果を期待してもいいものもあるでしょう。

このような伝統的な薬用酒は、医薬品という肩書は不要との判断で、あえて厚生労働省の認可を取得していないこともある話なので、ドリンク剤と違って医薬品以外を選ぶのはやめようとは言えないのが個人的な感想です。

この記事では医薬品の薬用酒の中からオススメ品を紹介しますが、あまり効果がなければ「保命酒」のように地方で愛されている一品を試すということもアリだと思います。

最もオススメの医薬品の薬用酒

「薬用陶陶酒」を最もオススメします。

ドリンク剤で有名なユンケル黄帝液の薬用酒版「黄帝酒」も養命酒も、配合生薬は正直よくあるものばかり。

せっかく薬用酒として飲むのであればドリンク剤にはあまりない生薬が入っている方がいいですよね。

その点、薬用陶陶酒には、滋養強壮・疲労回復の象徴である「マムシ」が入っていて、他の医薬品の薬用酒とは一味違う効果をもたらすことでしょう。

また薬用酒は甘い味であることがほとんどですが、薬用陶陶酒は「辛口」で作られているため、まるでウイスキーを飲んでいるように心地よく飲めることでしょう。

まとめ

薬用酒は、世の中に数多くの商品が発売されていて、医薬品と医薬品以外に分けられます。

通常は医薬品以外は効果が全く期待できないもの。

しかし、薬用酒は地元で数百年愛されて続く伝統ある企業(蔵元)が製造している場合があって、そのような薬用酒では効果が全くないかと言うとそうではないんだろうなぁと思います。

あえて医薬品の肩書を持たずに商売を行っている会社もあるでしょう。

医薬品の薬用酒の中では「薬用陶陶酒」を最もオススメします。

滋養強壮と言えばまず思い浮かべる「マムシ」が配合され、味わいもよく飲めることでしょう。

注意してほしいのは、オススメのビタミン剤やドリンク剤の記事の中でも言っていますが、疲労回復には栄養バランスよく食べて、しっかりと休養をする、体を強くするために適度な運動をすることが大事ですよ。

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