乾燥肌・カサカサ・かゆみを保湿して治すおすすめ市販薬を薬剤師が紹介【顔・からだ】

35、6歳の頃だったと思います。

地域の運動会で1日外に出た次の日に頬の肌の一部分が少しカサカサになっているのを見つけたのが最初です。

その肌荒れはどれだけ日が経っても全く治る気配がなく、むしろひどくなっていく感じがあって数か月経ったところで皮膚科を受診しました。

医師から言われたのは、「皮脂欠乏性の肌荒れ」。それは老化によって肌が水分を保持できなくなっているということです。

「まさか俺が?この年で?」と思いましたよ。

でもそれが現実で、肌荒れは顔だけでなく頭皮、お腹、脇腹、二の腕にも広がり始め、さすがに受け入れるしかありません

単なる肌荒れがそのうち、白い粉となってはがれていき、かゆみで出てきて、かきむしってしまう。そうするとさらに肌が荒れて、かゆみが増してを繰り返して、とてもひどい状態となってしまいました。

アトピーのような感じになってしまう部分やかきすぎて血が出てくるような時も。こうなると強力に炎症を抑えるステロイドの塗り薬で治療しかありません。

ステロイドは適切に使えばとても良い薬ですが、できれば避けたいもの。

そのためには、カサカサしている段階で適切な治療を行うことが重要であり、この記事ではそんな状態に最適な市販薬を薬剤師が紹介します。

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なぜ肌荒れを起こすのかを知っておくと治療に役立ちます

皮膚表面の「表皮」の最も表面の部分は、外側の「皮脂層」と内側の「角質層」の二層で構成されています。

角質層には水分と結合して潤いを閉じ込めておく機能があり、皮脂層は体が作り出す天然の脂分でその水分が蒸発するのを防ぐフタの役割をしています。

それぞれが機能するするために重要な成分が次のものです。

  • 皮脂
  • 天然保湿因子(NMF:Natural Moisturizing Factor)
  • 角質細胞間脂質(主にセラミド)

肌の水分が不足してカサカサになってしまうのは、これら3成分が少なくなってしまうためです。

睡眠不足、疲れ、栄養不足、紫外線、洗いすぎなど、保湿成分を減少させてしまう原因はいくつかあって多くは避けることができるのですが、加齢は避けられない原因の一つとして挙げられます。

その際、減ってしまったものを補うことが肌荒れ・乾燥・カサカサとそれに伴って起こるかゆみを治すために重要なことになります。

保湿成分を補うおすすめの市販薬

皮脂を補うおすすめの市販薬

皮脂の代わりとなって、皮膚の水分の蒸発を防ぐために最もおすすめな市販薬は「プロペトホーム」です。

「プロペト」とは不純物を取り除いた精製されたワセリンのことで、目に入れても大丈夫な程に精製されています。

顔、おしり、からだ、アソコ・・・あらゆる箇所にプロペトは使えます。

ワセリンとは石油に含まれる脂分を人にも安心して使えるように精製したものです。

ちなみにですが医薬品ではないもののプロペトよりも純度が高いワセリン「サンホワイト」というものもあって、こちらもオススメです。

皮脂とは人間が作る天然の脂分のことですから、ワセリンやプロペトで外部から脂分を補えば、皮脂と同じ役目を果たすことができます。

残念なことにプロペトは、加齢によって少なくなってしまった天然保湿因子や角質細胞間脂質を増やすワケではありませんので、プロペトだけでは不十分です。

次に紹介する天然保湿因子や角質細胞間脂質も一緒に補う必要があります。

天然保湿因子を補うおすすめの市販薬

皮膚内の水分保持に重要な役割をする天然保湿因子(NMF)を増やすために最もおすすな市販薬は「HPクリーム」です。

HPクリームは市販薬ですが、全く同じ成分を含有する医療用医薬品があります。

それは、皮膚科で最も使用されている薬の一つである「ヒルドイド」という薬です。

ピンク色のチューブ(下の画像参照)で、赤ちゃんから使えますので多くの方が使ったことがあると思います。

ちなみに天然保湿因子(NMF)を増やす市販薬として良く使用されるのが「ケラチナミン軟膏」に代表される尿素を主成分にした薬。

下図はワセリンと尿素とHPクリームの主成分である「ヘパリン類似物質」がどれだけ保湿効果が高いかを示したものですが、ヘパリン類似物質が尿素よりも優秀なのが見てわかりますよね。

これがHPクリームを最もオススメする理由です。


香粧会誌 Vol. 38 No. 2 (2014)

HPクリームは、顔、からだ、アソコ・・・、など塗る場所を問いません。とても気軽に使える薬です。

ただ、HPクリームは、からだに塗ることをメインに想定されて作られていますから、顔に塗りたい時には次に紹介する顔専用のヘパリン類似物質を主成分に含む薬の方がより安心です。

顔に塗る用のヒルドイドと同じ成分を含む市販薬

それは、「イハダ ドライキュア乳液」です。

イハダ ドライキュア乳液は、HPクリームと同じ量のヘパリン類似物質、かゆみ止め成分、組織修復成分と血行促進のビタミンEを配合した薬です。

しかも化粧品で実績が豊富な資生堂が発売していますから顔に塗っても良さそうというのが想像できますよね。

化粧品で培った技術をふんだんに利用して、肌に浸透しやすいようにも作られています。

成分がたくさん入っているのは良い面もありますが、副作用が起こるリスクも高まりますので、塗る所が顔以外でかゆみが無い肌の乾燥の時はHPクリームで、顔に塗ったりかゆみがある場合はイハダ ドライキュア乳液で、と使い分けをすると良いでしょう。

角質細胞間脂質(主にセラミド)に補うおすすめ市販薬

「セラミド」は化粧品で配合されていることをよく聞きますよね。

化粧品では顔などの小じわに向けてセラミドが配合されていることが多いです。それは、小じわも皮膚の乾燥で起こるため配合されているため。

ここでセラミドを補うおすすめ市販薬を紹介したいところですが、実はセラミドを増やす・補う医薬品は、市販薬はおろか医療用医薬品を含めても一つもありません。

アトピー性皮膚炎の方を対象にした臨床試験で、おすすめNMFとして紹介したヘパリン類似物質よりも乾燥皮膚への効果があったにも関わらずです。

ということで申し訳ございませんが、市販薬のおすすめセラミドを紹介することができません。

そこで市販薬ではありませんが、「ティモティア保水バリアクリーム」を最もオススメなセラミド配合の保湿クリームとして紹介します。

ティモティア保水バリアクリームを500円で試す

オススメポイントは、浸透しやすい形状にしたセラミド(液晶構造ヒト型セラミド)と高純度のワセリンである「サンホワイト」を配合していて、赤ちゃんから安心して使える保湿クリームであることです。

ティモティア保水バリアクリームにHPクリームを一緒に使えると保湿に必要な3成分を全部補うことができます。

また、今なら500円でお試しサイズが購入できますので、自分に合うかどうかを気軽に確かめられる所がさらにいいですよね。

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乾燥肌以外の肌トラブルにおすすめな市販薬

肌の乾燥以外にも肌荒れを起こすことがたくさんあります。

肌の炎症がひどい時に使えるオススメな市販のステロイド薬、水仕事で手荒れやアカギレが起こってしまう手湿疹を治療・予防できるオススメ市販薬、にきびを効果的に治療できるオススメ市販薬をブログ内で紹介していますので参考にしてください。

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セルフメディケーション税制の対象品

セルフメディケーション税制は、市販薬の購入費で税金が安くなる制度です。

https://industrial-pharmacist.com/?p=2746

この記事でおすすめした市販薬が、セルフメディケーション税制の対象になるかどうかを紹介します。

対象になる市販薬は「○」、対象にならない市販薬は「×」で示します。

市販薬名 対象
プロペトホーム ×
HPクリーム ×
イハダ ドライキュア乳液 ×

まとめ

35歳を過ぎる頃から老化が目に見え始めてきます。

私は肌がカサカサになる肌荒れに悩まされました。

肌の乾燥を防ぐためには、皮膚から水分蒸発を防ぐフタと皮膚内で水分と結合・保持するための保湿成分が必要です。

フタはプロペトホームが、水分の結合させるためには医療用医薬品としてよく使用されているHPクリームが有効です。

水分を保持させるセラミドは、医薬品として販売されてはいませんが、純度の高いワセリン「サンホワイト」も配合された「ティモティア保水バリアクリーム」が良いでしょう。

ヒトでの臨床試験の結果として医学的にヘパリン類似物質よりもセラミドの方が効果がある可能性が示されているので、「ティモティア保水バリアクリーム」は医薬品ではないものかなりオススメなクリームです。

今なら500円でお試しサイズが購入できますので、まずは自分に合うかどうか試してみてはいかがでしょうか。

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肌の乾燥、肌荒れ治療薬以外の他の薬効の外用薬で薬剤師のおすすめ市販薬は次のリンクからどうぞ。または、PCの方は画面上部のメニューボタンから、スマホの方は右上のメニューボタンからどうぞ。

https://industrial-pharmacist.com/osusume-otc/external_medicine/

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