【湿疹、虫刺され、とびひ】肌トラブルに効く5つの塗り薬 薬剤師が選抜

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どの人の肌にもいる雑菌は、普段では周りの環境と免疫力のバランスによって、肌に炎症が起こることはあまりありません。

しかし、疲れがひどい、体調不良、偏った食事をしただとか普段とは違う状態だと免疫力が弱まって、肌にいる雑菌が勢力を伸ばして肌のトラブルを引き起こします。

夏では汗をかきやすく肌のアカや汚れが溜まりがちになりますし、雑菌が活発になる温度であることもあって湿疹やかぶれなどが出やすい時期です。

肌が汚れている上に水分が大量に出ることで、汗が出る管が詰まってあせもにもなりやすくなります。

さらに暖かい時期では虫の動きも活発になって、虫刺されやうっかり毒のある虫に触ってしまったりと肌への影響が出やすい時期でもあります。

逆に冬では乾燥によって水分が失われることにより、乾燥肌によるかゆみや肌荒れなんかも起こり得ます。

こうしたことから肌のトラブルは年中起こりうるものであって、いつ起こってもいいように備えておくことが必要かと思います。

そこでこの記事では、さまざまな原因によって引き起こされる肌トラブルに効く塗り薬の中から、より効果的と考えられる市販薬を薬剤師が紹介します。迷ったらこれを選択すれば間違えなしです。

なお、肌荒れ・口内炎・肝斑といった肌トラブルに効く飲み薬はこのブログでも紹介しており、塗り薬と一緒にチェックしておきましょう。

肌荒れの原因はいくつかあって、代表的なのが皮質などによる汚れ、紫外線、アレルギー、乾燥、ストレス、疲れ、栄養不足だと思います。 ...
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塗り薬を使う前にまず知っておきたいこと

市販の塗り薬では効かない肌トラブルがある

手足口病、みずぼうそう、りんご病といったウイルスの病気に市販の塗り薬を使っても多少は症状がよくなることはあっても劇的な効果は見込めません。

各病気に特徴的な症状がある場合や全身症状がある場合は、市販薬で様子を見ることはせずに早々に皮膚科を受診してください。

肌トラブルに加えて発熱もある時もやはりウイルス性の病気の可能性が高く皮膚科を受診すべきです。

飲み薬を服用して間もない時の肌トラブルは要注意

初めて飲む薬では、その薬自体が体に合わないことあります。

体に合わない時の症状である副作用は様々な症状となって現れますが、肌が赤くなったり湿疹が出る時は命の危険があることがあります。

薬を飲み始めたくらいしか普段と違ったことをしていないのに全身的に肌トラブルが出る時は、とにかくすぐに皮膚科を受診してください。

ステロイドは怖くない

私のおすすめ市販薬の多くには、ステロイドが配合されています。

ステロイドは怖い、キケンというイメージがありますが、だらだらと使い続けるのは良くなく適切に使用すればとても効果が強くていい薬です。

ステロイドにも作用の弱いものから強いものまで幅があります。

肌が硬い部位・柔らかい部位、大人・赤ちゃんなど、同じ症状でもステロイドを使い分ける必要があります。肌の柔らかい所や赤ちゃんは弱いステロイドで十分ですし、逆に腕とか肌が比較的硬いところは強いステロイドが必要となります。

何でも強いステロイドをガツンと効かせるということは避けた方がいいでしょう。

原因別、症状別におすすめ市販薬を紹介

虫やクラゲ刺された場合

ハチ、ブヨ、ダニ、毛虫、ムカデ、クラゲに刺された時に効果的な市販薬と刺されないようにする予防方法を別の記事でまとめてありますので、そちらを参考にしてください。

私はもっぱらインドア派であんまりアウトドアな物は好みませんが、皆さんは海やキャンプなどアウトドアを楽しまれることが多いのではないでし...

じんましん、かぶれ、湿疹で化膿が無い場合(顔、おしり、子供以外)

「ムヒアルファEX」を最もおすすめします。

ムヒアルファEXは、炎症、かぶれ、湿疹、蕁麻疹の原因をシャットアウトして元から治します。かゆみを止める成分も配合されていますから症状もピタっととめてくれます。

強力なステロイドが配合されていますから効果は抜群だと思います。

塗り薬と液体とがありますが、これは使用感のお好みで選んで大丈夫ですが、皮膚科医師は基本的に頭皮など毛が多い部位以外は塗り薬を使用します。

顔、おしりのかぶれ、湿疹、赤ちゃんの肌トラブル

顔やおしりなど皮膚の柔らかいところや赤ちゃんには、薬の吸収がいいためムヒアルファEXに配合されているステロイドでは少し強いです。

ステロイドを配合していない「ロバックU」か、皮膚科医師も赤ちゃんの肌トラブルによく使用する弱いステロイドが配合されている「ロバックHI」をおすすめします。

この2つは症状がどれだけ出ているかで使い分けます。ただ大は小を兼ねるといいますから判断に迷った時はステロイド剤のの「ロバックHI」の方をおすすめします。

同じような商品名ですが中身は全く違いますから注意してくださいね。

とびひなど化膿している場合

「テラ・コートリル軟膏」を最もおすすめします。

化膿がある場合には抗生物質入りのステロイド軟膏がおすすめです。ステロイドでもかゆみは治まりますからかゆみ止め成分が入っておりませんが安心です。

それでもまだ痒い場合は、花粉症でおすすめしている内服薬も飲むと効果的です。

かゆくなるのと花粉症で鼻水が出る原因は実は同じで、ヒスタミンという物質が関わっています。

なので鼻炎の薬は皮膚炎にも効果がありますし、当然皮膚科医師も花粉症の時の同じ薬を使ってかぶれや湿疹のかゆみの治療を行います。

塗り薬ではかゆみや症状が治まらない場合やひどい時は、飲み薬も併用してはいかがでしょうか。

市販の鼻炎薬は、花粉症でのくしゃみ・鼻水・鼻づまりといった鼻症状にお世話になる方が多いと思います。 市販の鼻炎薬は医療用として...

あせも、原因不明でとにかくかゆいだけの場合

「新レスタミンコーワ軟膏」を最もおすすめします。

肌トラブルのあまりない場合やかゆいだけの場合には、ヒスタミンの働きを止めて炎症とかゆみを抑える成分だけが配合された薬がベストです。

レスタミンコーワ軟膏は、とても古い薬ではあるものの医療薬ではかなり使用されていますからおすすめです。

セルフメディケーション税制の対象品

セルフメディケーション税制は、市販薬の購入費で税金が安くなる制度です。

「セルフメディケーション」は、英語で「自分自身」という意味を持つ「self:セルフ」と「薬物療法」という意味を持つ「medicati...

この記事でおすすめした市販薬が、セルフメディケーション税制の対象になるかどうかを紹介します。

対象になる市販薬は「○」、対象にならない市販薬は「×」で示します。

市販薬名 対象
ムヒアルファEX
ロバックHI
テラ・コートリル軟膏 ×
新レスタミンコーワ軟膏 ×

まとめ

肌トラブルに効く薬は、原因や症状、発生した部位、対象者によって使い分けることが重要です。

ステロイドは怖いというイメージが先行していますが、適切に使用すればとても効果が高くて良い薬ですから、まずはステロイドの使用を考えてほしいと思います。

かゆみがひどい時には、塗り薬だけでなくて花粉症用の飲み薬も効果的ですから是非お試しください。

湿疹・虫刺され・かゆみ止め・あせも・とびひ治療薬以外の他の薬効の外用薬で薬剤師のおすすめ市販薬は次のリンクからどうぞ。または、PCの方は画面上部のメニューボタンから、スマホの方は左下のメニューボタンからどうぞ。

15年以上の経験があるベテラン薬剤師が、症状別・状況別に最もおすすめな市販薬を紹介します