私もそうですが年齢を重ねてきて、持ち家があって地域と関わり合いを持ち子供も学校で友達がたくさんいる中では、不安定な選択はなるべくしたくなく特に仕事では安定を求めてしまいます。
ベンチャー企業で成功すれば、大企業の役員をも超える報酬を得ることだって可能ですが極めて不安定。
日本航空、シャープなどのように大企業であっても倒産や買収されてしまうような時代ではありますが、それでも大企業の安定感というのはベンチャーの比にはなりません。
安定を求めれば求めるほど大企業に就職したいと思うことでしょう。
給料や社会的信用度、ワークライフバランスは外部の人間からもある程度分かる話ですが、「福利厚生」はかなりのブラックボックスです。
求人の募集要項にも全く書いてなくて入社して見なければ分からないものが多いです。
給料は固定費で経営を圧迫しますし、世間の目もあって給料は上げにくいですから経営状態で変化させやすい福利厚生や手当を厚くしているのが大きな要因で、大企業には社員の生活を大きく助ける福利厚生が山のようにあります。
就職先や転職先を決めるのに外部から見えるものだけで決めるのは早計です。希望する企業の福利厚生の内容もできる限り調査すべきでしょう。
同じ給料でも福利厚生の部分だけで日々の暮らしが、ガラリと変わると言っても言い過ぎではないくらいです。
準大手製薬会社、2店舗しかない零細調剤薬局、チェーン調剤薬局、1兆円企業(←今ココ)の大中小の企業で働いた経験がある私が、大企業のサラリーマンだけが優遇される隠された福利厚生の内容を一挙公開します。
高い給料をもらっている上にこの福利厚生とはどういうことだ!と思いますよ。
この記事で紹介する福利厚生は、私が勤めている会社での内容から主にピックアップしていますが、一代で成り上がった新進気鋭の会社ではなくて、財閥系など創立50年以上のような古くかある会社では当たり前の内容です。
トヨタ自動車、日立製作所、三菱系、住友系、パナソニックなどなど 誰でも知っているような大企業には同じような福利厚生がありますし、財閥系にはもっとすごいのがありそう。
大企業への就職活動・転職活動を始める第一歩として参考にし、就職してからのことを想像してみてください。
この記事では32個もの福利厚生を詳細に紹介していますが、その中でも私が特に重要と思う3つをランキング形式で紹介した記事もありますので、時間がない方はまずそっちの記事だけでも確認していってくださいね。
目次
福利厚生を紹介するその前に。先輩や企業にさっさと会って話を聞いてみちゃうのも手
希望する会社の福利厚生詳細や表に出ない隠された福利厚生を知るには、やっぱりその会社で働く人に聞くのが一番。
しかも同じ大学のOBOGだったらなおさら聞きやすいものです。
先輩から就職先の生々しいリアルな声を聞くためにオススメなのが「ビズリーチ・キャンパス」というサイト。
また、企業からオファーをもらい、福利厚生や会社の実態などをじっくりと話し合える「キミスカ」や「ニクリーチ」も登録しておきたいサイトです。
ニクリーチは、焼肉やお寿司を食べながら話が聞ける学生にはありがたいもの。
登録は無料なので3つは絶対に登録しておきたいですね。
では、お待たせしました。本題の32個もの福利厚生を紹介していきましょう。
働くことの支援
まずは働く上でベースとなるものから紹介しましょう。福利厚生とは少し違う当たり前の話も若干含むところはご容赦を。
1.教育・研修
大企業の教育・研修の質・量・種類はハンパありません。
教育研修を専門にする部署や子会社を持っていて、役職に応じて行われる階層別の研修はもちろんですが、建築とか電気などの外部で受講すれば1回10万円とかするような専門的な内容を無料でしかも業務時間中に受けられます。
専門スキルを身につけるにはうってつけの環境が与えられます。
一方でメンタルヘルスケアやメタボ対策、退職後のセカンドライフ研修など、業務を円滑に進めるための土台となる部分の研修もあって至れり尽くせりとはまさにこのことでしょう。
会社で過ごすだけであらゆる知識を得ることができます。
2.残業代
残業代は100%出ます。
当たり前の話ですが、その当たり前ができない会社がいっぱいありますからありがたい話です。
サービス残業はほめられるどころか、懲戒の対象になることでしょう。ザ・ホワイト企業!
聞いた話では、パソコンのログイン情報が記録されていて昼休みにパソコンに触ると怒られる会社もあるようです。
そこまでいくとやりすぎ感はありますが、休む時は休む、働くときはきちんと賃金を発生させて働ける体制が整っていることはとてもいいことです。
3.国内外の大学・大学院への留学(MBA・博士課程)支援
給料をもらいながら留学できる夢のような制度が大企業にはあります。
実際にこうした制度を使って留学する方はスキルを身につけたら転職してしまうケースも多いようなので、企業にとっても得なのかどうなのかですが、やる気がある人にとってはありがたいことですよね。
一旦大企業に就職しておき、このような制度を使ってスキルを磨いてベンチャーへ転職するキャリアもありですね。
ベンチャーで働くような方はこれくらいの野心がないと成功しないと思いますし。
4.社内図書館
本は社内図書館で基本揃います。
専門書だけでなくて自己啓発やビジネス系の本の他に小説などの娯楽的な本も品揃え豊富です。
日経ビジネスとか雑誌もたくさんあって、家でじっくり繰り返し読みたい本以外は社内図書館で十分。
5.通勤バス
地方だけですが、電車を降りて歩くには少し遠い事業所に通勤するためのバスが準備されている会社が多いと思います。
駅から会社に直結ですから楽で仕方ありません。
特に真夏では歩くだけで汗まみれになりますから。
6.社内食堂
googleのように無料の社内食堂とまではいきませんが、多くの会社では格安で昼ごはんが食べられることでしょう。
例えば、うどんが100円とか200円などです。
夜勤がある会社では、昼だけでなく朝と夜も営業する社内食堂がありますので、何なら毎食会社で食べることも可能です。
最近ではヘルシーでおいしいご飯を提供する食堂会社がたくさんありますから、きっと満足できることでしょう。
ここ数年来、会社が社員の健康増進に投資をする「健康経営」が流行りですから、社内食堂ではよりヘルシーなメニューが増えていくことでしょう。
7.社内診療所
私の仕事の一部ですが、風邪や頭痛などの急性の病気に対して医師の診察と医療用薬での治療ができます。
費用は私の勤務先もそうですし聞いた話でも「診察代は不要で薬代の3割を自己負担する」ことが多いようです。
何よりうれしいのは、業務時間中に治療を受けられることで、せっかくの休みに通院しなくてもいいので便利で仕方ありません。
会社によっては完全無料という話も聞いたことがありますし、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の治療も受けられたり、歯の治療が可能な会社もあります。
8.社内託児
共働きやママさんにとってありがたい福利厚生です。
会社が保育園を用意するケースが増えています。
会社の休みや働く時間に合わせた保育時間にしてくれたり、一般の保育園より融通がきくことが多いでしょう。
9.売店・コンビニ
会社の中にも大学と同じく「生協」であることが多いです。
最近ではセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどの大手のコンビニが社内で営業することもあります。
私が勤める会社にも一部の事業所に大手のコンビニがあるのですが、利用者が社員だけですので限定商品は入手しやすいといった特典もあります。
妖怪ウォッチが大流行していた時は重宝しました。
10.運動会・社員旅行・イベント
規模が大きくなればなるほどコミュニケーションが希薄になりやすいです。朝のあいさつをしない、直接話せばいいのに連絡をメールで済ませたりするケースも。
古き良き時代は、社内運動会や社員旅行などのワイワイやれるイベントが豊富でした。夕方に会社からバスに乗って泊まりで出かけたり。
若い方を中心に会社での仲間意識が低下していることや効率化やコスト削減が求められていることもあって、これまではこのような活動がなくなりつつありました。
ところが最近では、健康経営の一環で運動会などのワイワイやれる活動が見直されています。今後、大企業を中心に活発になっていくでしょう。
私が勤める会社では、これまでもずっと運動会は継続していましたし、事業所ごとに年に1回お祭りも行われていました。
戦隊モノのショーだったり家族で楽しめる企画がたくさんあって結構楽しみだったります。
11.労働組合
労働組合が形だけで、あってないような会社もありますが、存在していることが重要です。
財閥系、インフラ系、自動車関係、航空関係などは労働組合が強いと言われていますから、同じ大企業でもこのような業種だとより安心して働けますよね。
給料の底上げ(ベア:ベースアップ)や昇給、ボーナスなどの交渉で、ありがたい存在です。労働組合がしっかりしていれば、不当な処遇を受けることもありませんから、より一層安定した生活がおくれます。
また労働組合が行うイベントやお祭りもありますし、後で紹介する余暇の支援も労働組合が会社とは別に準備していることもあります。
生活の支援
12.有給休暇・特別休暇・育児休暇
法律で定められている休暇が守られていない会社が多いのが実態です。
そのような中で大企業では権利がきっちりと守られる風土があります。ありがたいことに私は100%有給休暇を消化できる環境にあります。
奥さんの出産時の休暇、介護休暇、勤続記念休暇など特別休暇も豊富で、職場の理解もあってその権利をしっかりと実行できます。
さらに育児休暇では公務員さながらの2年しっかりと休むことも可能です。育児休暇が終わるころに出産して・・・を繰り返す人もいます。最近では男性の育児休暇の取得例も増えていることでしょう。
それができるのは、人のサポート体制が整っている大企業だからですよね。
休暇の関係は、部署や時期の繁閑具合、上司・同僚との関係性や考え方次第になることが多いところは否定できないものの、会社全体のマクロ視点では大企業は「しっかりとしている」と言えます。
13.寮・社宅
寮や社宅など、住むところにも困らないのが大企業です。
住宅補助が全くない会社もたくさんありますから、大企業の大きなメリットであることには間違えありません。
さらに職場は違っても寮や社宅で仲良くなって社内人脈が構築できることもあります。
ただね。社宅や寮にはデメリットもあって、例えば古くからある会社では、寮や社宅がボロい場合や結構な値段の家賃を払って狭い部屋ってケースもあります。
あと独身のうちはいいけど社宅で家族で住むと付き合いが面倒になることも。
近所に上役の家族がいたりしたりね。
箱ものを作るのはメンテナンスが大変なので、会社によってはお金での住宅補助になっていることも多いです。
何だかんだ言っても住宅関係は最もお金がかかることですから私は最もメリットの大きい福利厚生だと考えています。
福利厚生ランキングについては次の記事も参考にしてみてください。
14.カフェテリアプラン
カフェテリアプランとは、年間数万円に相当するポイントが会社から与えられて旅行補助、社員食堂補助、自己啓発補助など、自分の好きなように福利厚生費用を使える制度です。
例えば、会社の福利厚生費用を使って社員食堂を破格にしてしまうと自分でお弁当を作ってくる方だとか、社員食堂が使えない遠方に駐在している方には、その恩恵を受けられないということがあります。
そうしたことを防止するために自分の好きなようにポイントを使えるようにする制度です。
私の勤める会社での社員食堂は安いと言えば安いのですが、実は社外のお店で食べてもそんなには変わりありません。ですが、カフェテリアプランのポイントを全て社員食堂の費用に充てると、たちまち破格に変化します。
私はいつも旅行補助に使っているので、毎年会社から旅行費用として数万円くれるようなものです。
支給されるポイントは会社によって大きく違います。私が聞いた中で一番多くもらえる会社は年間14万円分!!です。
15.ボーナス・家族手当・よくわからん手当
何千億円もの赤字が出ていても大企業は何故かボーナスが出ますよね。どこから出るんでしょうか・・・・。
余程のことがなければボーナスがもらえるのが大企業です。さらに色々な手当があることやその支給金額も多いのも特徴です。
私も良く分からない手当が毎月5万円以上あります。基本給に入れると景気が悪くなった時に削減しにくいので、気軽に変化できるよう手当になっているのだと思います。
また家族手当だけでも年収数十万円にもなります。同じ仕事でも家族がいれば給料が上がる仕組みは少し変な気がしますが、もらえる人にとってはありがたいことです。
16.退職金・企業年金・確定拠出年金
大企業の退職金は公務員に匹敵するかもっと多くもらえることでしょう。
また、サラリーマンは厚生年金に加入するため自営の方よりも多くの年金がもらえます(予定です・・・)。大企業ではそれに加えて会社から年金がもらえる制度も整えられています。
とはいっても本来は退職金で一括でもらえる分を少しずつくれるだけですがね。国の年金と違うのはもらっている途中で亡くなる場合は、本来もらえる額は補償されるところです。
さらに15年くらい前から「確定拠出年金」という定年後の年金制度がスタートしています。退職金の一部で自分で運用して増やせる制度です。
個人でもできますし中小企業でも導入している会社は多いですが、大企業の場合は会社が払う掛け金が多いのが特徴です。
17.健康保険組合
健康保険組合とは、病院を受診した時に自己負担の3割以外の7割を払ってくれる機関で会社とは別組織になります。
従業員数が700人以上の会社が健康保険組合を設立できますが、従業員数が700人に満たなくても同じ業種の会社が集まって一つの健康保険組合を設立することもあります。
大企業はほぼ健康保険組合を持っています。
独自の健康保険組合を持つことの良さは多すぎるため、この記事の中では消化不良になるんで別の記事で詳しく紹介しますね。
簡単に紹介すると健康保険組合の良い所は大きく4つあって、「払う保険料が安い」、「重たい病気になった時の医療費が安い」、「病気で長い期間休む時の給料補償が多い」、「健康教育、歯科などの健康診断、レジャー施設の補助の量や種類が豊富」です。
大企業の健康保険組合の医療補助はとにかくスゴイ。これはまさに大企業の特権、福利厚生の一つとして数えることができるでしょう。
18.持株会
特定の個人や企業に株を大量にもたれると経営に横やりが入って面倒なので、社員を中心にお金を出し合って自社株を購入する持株会が上場企業には基本的にはあります。
社員に積極的に株を買ってもらうために補助を出す企業が多く、そこに福利厚生的なメリットがあります。
以前勤めていた会社では株購入費の5%を会社が補助してくれましたが、今の会社では10%です。
この差が企業規模の大きさなのかなと思っています。
10%と言ったら毎月5万円分の自社株を買ったら年間6万円分が給料とは別に会社がくれるということですから大きいです。
19.団体自動車保険・団体生命保険
コストコや業務用スーパーなどのように数が多ければ多いほどスケールメリットで何事も安くなるは経験したことがあると思います。これは自動車保険や生命保険も同じで、社員数が多い会社では格安の保険が準備されています。
自動車保険では超大手の保険会社が、ネット型の自動車保険と保険料がほぼ同じくらいで加入できることでしょう。ネット型ではイマイチ信用がおけない方にはうってつけです。
生命保険は保険料自体はそんなに変わらないものの補償の範囲が広いことが多いです。
例えば毎月の保険料をプラス数十円するだけで、ゴルフのホールインワン保険や日常レジャーでの身の回り品の故障補償をつけれたりします。他にも格安な特約が色々あります。
数年前くらいから話題になっている子供が自転車で人身事故を起こしてしまった時の補償も含まれていたりします。
20.マイカー融資・マイホーム融資・その他融資
会社に融資制度があるのも大企業あるあるかもしれません。融資の種類も多数あります。
保険と同じでスケールメリットのおかげで、格安の金利で融資を受けることができます。
例えばマイカーローン。
私の勤務先の例では、ネットで調査した最低金利とほぼ同じです。今は金利が極めて低いのでネットと同じくらいであまり良さが感じられないですが、金利が高くなるとその良さが際立つと思います。
例えば、10年くらい前に会社でマイカーローンで200万円を借りたことがありますが金利分は4年間で8万円だけでした。
ネットで最低金利の融資を受けるためには多くのハードル・条件をクリアする必要がありますので、ほぼ無審査で低金利ローンがゲットできる会社の融資はすごいものがあることでしょう。
21.財形貯蓄、拠出型企業年金
財形貯蓄は多くの会社で導入されているので大企業だからってことはありません。が、「拠出型企業年金」という保険商品が貯蓄のように使えるよう整えられていることが多いでしょう。
保険商品ですから元本割れになる可能性は否定できないものの予定年利はこの低金利時代でも1%以上ありますから銀行に預けておくよりずっとマシです。
会社規模が大きくなればなるほど、財閥系などで信用度が上がればさらに年利は高いでしょう。
22.相談・カウンセリング・コンサルの窓口(弁護士など)
交通事故の相談、心の相談、家庭事情の相談などの相談窓口が大企業には準備されています。
制度として準備されていると心強いですよね。
仕事に専念できるように環境が整えられています。
23.ライフプランシミュレーション
これも仕事に専念してもらうため、ファイナンシャルプランナーにいつでも家計のシミュレーションをしてもらえる制度を整えている大企業は多いです。
早くマイホームを購入させて簡単に転職させないようにする手段かもしれませんがね。
団体生命保険の会社が、生命保険の営業を兼ねてシミュレーションをすることも多いです。
自分で誰かに頼むのもどうしたらいいのか分かりませんから会社で斡旋してくれると助かりますよね。
24.ATM
地方の大企業では社内にATMが準備されていることでしょう。
コンビニにATMがありますので、お金を引き出すだけなら会社にATMがあってもメリットはありませんが、銀行に置いてあるのと同じATMが社内にあるので振り込みなどもできて便利です。
コンビニのATMから振り込みを行うのって制約が多いし手数料が高いですから。
余暇の支援
25.保養所・会員制リゾート施設
大企業の福利厚生と聞いてぱっと思いつくのがコレですよね。
大企業は有名どころの観光スポットに保養所を持っています。古い企業になればなるほどメジャースポットにあります。
さらにはエクシブとかラフォーレとか保養所以外のリゾートホテルや全国各地のホテルの割引もあります。
ところが、最近では福利厚生のアウトソーシングサービス(例えば、ベネフィット・ワン)が多くあって、中小企業や個人でもホテルや旅館などが割引料金で利用できる制度を安く簡単に整えることができるので、大企業に勤めるものだけの特権というワケではありません。
26.社内フィットネスジム・トレーニングジム・体育館・プール
体育館やプールまでとなると大企業の中でもさらに経営が盤石な会社や実業団クラブを保有している会社くらいなものでしょう。
ライザップやゴールドジムなどに置いてあるような最新式のトレーニング器具ではないかもしれませんが、一通りのトレーニングやフィットネスができる器具を用意している会社が多いです。
しかもこれらは全て無料で使用できます。
スポーツジムは1か月1万円くらいすることもありますからお得すぎます。
28.社内健康教室
医師や看護師、保健師などの医療職が正社員で社内に豊富にいたり、健康保険組合に余力がある大企業ではヨガやボクササイズなどの健康教室が社内で受けられる制度が準備されています。
これもまた健康経営の一環で、今はこうした教室がなくてもこれから社員の健康に力を入れる会社が増えるはずです。
29.サークル活動支援
野球、サッカー、テニス、ボーリング、空手、スキー、茶道、華道などのサークル活動にも会社から補助が出るケースが多いです。
職場の同僚とは違う仲間ができ、費用面でもお手軽に楽しめることでしょう。
30.テーマパーク、レジャー施設、エンタメチケットの斡旋
ディズニーランド、USJなどのテーマパークをはじめ、博物館、動物園などの施設、コンサート、映画やミュージカルなどのエンタメチケットもかなりのお安く購入できる福利厚生もあります。
普通に入場するのがアホらしいほどの安さで購入できることも。
あと場合によっては、ディズニーランドなどの夜間貸切りやUSJの特別ショーなどの大企業ならではのイベントの開催もあります。
その他 大企業で働くメリット
31.遺族への支援
社員が在職中に亡くなると遺族に給料補償する会社もありますし、遺族を雇用するというケースもあります。
大企業は家族にもやさしいのが特徴です。
32.社会的な信頼感
住宅ローンを借りる時などは会社名を出せば優遇されることが多いです。
さらにコンパでも女性にモテること間違え無し!
就活中の君!こんな福利厚生がある具体的な会社名が知りたいだろう?
ヒントは本文の中にも出てきた「健康経営」だ。
健康経営とは、社員の健康は会社が成長するための基盤と考えて社員の健康増進に投資をすることです。生産力を上げるために設備に投資するように人間(社員)に投資をするということです。
健康経営に力を注げる会社は、財務的な体力がしっかりとしていないと正直できません。本業がおろそかにして社員の健康ばかりにお金を使うことはありえませんよね。
安定性ある企業という意味でも「健康経営」はとても重要なキーワードです。
2017年で話題になっている「働き方改革」にも通じるところがあって、単なる健康への気配りだけではなく働きやすい会社にもつながるでしょう。
企業研究の一つの切り口として「健康経営」にも注目してみよう。
健康経営のトップランナーであり、リーディングカンパニーである企業は「健康経営銘柄」というキーワードで探してみよう。2015年から始まった制度で、東証に上場している企業の中から各業種1つだけしか選ばれない名誉あるものです。
しかも選定されるには財務審査もあるため、健康経営銘柄に選ばれている会社は、社員にもやさしく財務体質もしっかりしている会社と言えるのです。
健康経営銘柄は各業種1社だけで2018年では26社しか選ばれておりませんが、当然その他の企業も健康経営をがんばっています。
健康経営銘柄以外で健康経営を確実に取り組んでいる会社は、「健康経営優良法人」または「ホワイト500」と検索すると分かります。2018年では541社が選ばれています。
健康経営優良法人だって、そうそうたる顔ぶれが並んでいますから就職活動先を選ぶ基準の一つにすることができます。
さぁ福利厚生にあふれる大企業の仲間入りできることを祈っています!
就職活動中のあなたが大企業に就職するためにまずすべきこと
大企業で働くためには、大手の就活サイトに複数登録するところから始まります。
大企業は取引先も大手を選ぶ傾向にあるためです。
「リクナビ」と「マイナビ」の2大就活サイトは、定番中の定番です。この2つのサイトに登録せずして大企業への就職なしです。
私の勤め先の新卒採用情報を見てみると「リクナビ」と「マイナビ」に登録するところから始まっています。これらのサイトでは、当社の特設コーナーができていました。
リクルーターではない先輩から実際の生の声を聞こう
企業と大学によってはリクルーター制度があり、大学の先輩から話を直接聞けるようになっていますが、やはり彼らは「人事の回し者」。きっちりと人事に仕込まれてから君たちに会いに来ています。
サークルなどの身近な先輩に聞くのもいいのですが、そのような先輩も数年しか変わらない若者に変わりなく会社のリアルを知っているかというとそうではありません。
会社のリアルを聞くにはリクルーターに選ばれるくらいの経験がある先輩から聞くのがベストですが、さっき言ったとおりでリクルーターは君たちを選びに来ているので表面トークになりがちです。
若すぎず、リクルーターでもない先輩から就職後の生々しいリアルな声を聞くためにオススメなのが「ビズリーチ・キャンパス」というサイト。伊藤忠商事、三井物産、ソニーなどの超一流・有名企業も利用しているサイトであり、希望の企業に勤める同じ大学の先輩に会って話を聞くことができます。
ぜひ登録して大企業への就職を実現するための第一歩としてみてください。
大企業への転職するための近道も教えましょう
大企業に転職するためには、大手の転職会社が運営している転職サイトや転職エージェントに複数登録するところから始まります。
大手の転職会社にする理由は、大企業は取引きを行う業者を選んでいるためです。
自社の要求に答えられる体力のある会社や内部統制がキチンとしている大企業しか取引先に選定しません。規模の小さい会社に発注する必要がある場合は、値段が高くなっても間に必ず大きな商社を入れます。
キャリア採用も同じです。
大企業は、転職サイトや転職エージェントも大手にしか依頼しません。大手といっても複数ありますし、転職を希望する会社がどの転職サイトを活用するか分かりませんから複数登録することも必要です。
登録作業だとか転職サイトやエージェントとのやりとりは少し面倒ですが、それを乗り越えればこの記事で紹介した超手厚い大企業の福利厚生もアナタのものです。
まず登録すべき大手の転職サイトは次の3つです。いずれも私が現在の大企業に転職する際に登録していたサイトで、今の会社の求人を調べたら3つとも掲載されていましたよ。
私は結局は薬剤師用の転職サイト「リクナビ薬剤師」の紹介で転職しましたんで、やっぱりリクルートは歴史がある分、大企業からの信頼感が高いのでしょう。
ということで、王道のリクナビNEXTをまずはおススメします。
また、インテリジェンスの「DODA」も古くからある会社のためおススメします。
最後にマイナビ転職です。
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