市販の胃薬 薬剤師が症状別におすすめ市販薬を紹介(胸やけ、食過ぎ)

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胃のムカつきや痛み、こみ上げてくる酸には市販薬の胃薬で対処することができます。

花粉症用の市販薬では、医療用で良く使用される薬と同じレベルの薬が入手できることはこのブログで幾度となく取り上げていますが、胃の症状を抑える薬も市販薬でいい薬が出始めてきています。

胃薬は歴史が古いためか、複数種類の作用の薬が世の中にあって選択肢が広いのが特徴です。

市販薬で発売されている胃薬の種類は医療用で発売されている種類には及びませんが、軽症であれば全く問題なく市販薬で効果が見込めます。

逆を言えば種類が多すぎて選択に迷ってしまうと思いますから、この記事では胃の症状別に私のおすすめの市販薬を紹介していきます。

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まずはじめに 胃薬についての基本的な知識や注意事項

胃薬においては注意すべき事項は風邪薬などに比べて少なく、安心して飲めるケースが多いです。

ただ市販薬に頼りすぎてばかりだと重要な病気を見過ごしてしまう可能性がありますから、次の注意事項の一番上にあるように数日経っても全く良くならなければ、一度医師の診察を受けて重い病気がないことを確認しておいた方がいいでしょう。

  • 2,3日服用しても良くならない場合は医師の診察が必要です。消化器内科を受診しましょう。
  • ガスターと同じように胃酸を抑える成分「シメチジン」は、作用は強いですが他の薬との飲み合わせが悪い場合がかなりありますのでやめておいた方がいいです。

食べ過ぎでない胃のムカつき、酸がこみ上げてくる

「ガスター10」を最もおすすめします。

ガスターは医療用でも現役中の現役で、スポーツで言えば「スタメン」です。

ガスターは胃酸を出過ぎないようにする薬ですから、バイキングとかで食べ過ぎによる胃のムカつきにはあまり効果を発揮しません。日常的に胃がムカムカするとか、胃から酸がこみ上げてきて胃の上部がヒリヒリするような感じの時に適します。

ガスター10は主成分「ファモチジン」を10㎎配合している薬ですが、医療用のガスターは20㎎を使用するのが主流です。

従って、ガスター10の説明書には「1日1錠まで」と記載がありますが、それで効果がなければ1日2錠(朝・夜に1錠ずつ)服用してもいいと思います。

もし、ガスター20mgで全く効果が無い場合は、消化器科を必ず受診しなければいけません。重症もしくは違う病気である可能性が高いです。

食べ過ぎでムカつく

「シグナル胃腸薬錠剤」を最もおすすめします。

胃の調子が悪いというより、バイキングなどで胃の許容範囲を超える程食べ過ぎてしまった時には消化を助ける薬がいいでしょう。

消化を助けるといってもすぐに効くわけではないので、複数の消化酵素に加えて鎮痛成分を含み、胃の動きを助けるような漢方薬を配合しているシグナル胃腸薬をおすすめします。

胃のキリキリと痛い

「ブスコパンA」を最もおすすめします。

胃が痛いときは胃が痙攣している場合があります。そのような時には痙攣をおさえるブスコパンAが効果的です。

この薬は歴史ある薬ではありますが、今でも医療用で良く使用される薬で効果は結構あると思います。

しかしこの薬は強制的に痙攣を止めてしまうため、自己判断で長期的に服用するものではありません。

3日以降服用しなければいけない場合は必ず消化器内科を受診しましょう。結局同じ様な薬を服用することになったとしても受診して検査することに意義があります。

何か胃の調子がよくない

過敏性腸症候群の薬である「セレキノンS」を内緒でおすすめします。
serekinon
セレキノンSは、医療用の薬としても使用されています。

市販薬では腸の病気に限定した薬ですが、医療用のセレキノンは胃腸の薬になります。これはセレキノンが、消化管全体の動きを良く作用を持つためです。病院では胃の調子が悪い人にも良く使用します。

従って、市販薬のセレキノンSでも腸だけでなく胃にも効果があります。夏バテや二日酔いなど胃の動きが弱っている時に使用するといいでしょう。

ただし、セレキノンsは「要指導医薬品」という分類であるためにインターネットでは購入できない上に薬剤師が勤務する時間帯にドラッグストアや薬局で購入するしかない薬です。

症状がある時にすぐに飲めるよう事前に購入しておくことをおすすめします。

セルフメディケーション税制の対象品

セルフメディケーション税制は、市販薬の購入費で税金が安くなる制度です。

「セルフメディケーション」は、英語で「自分自身」という意味を持つ「self:セルフ」と「薬物療法」という意味を持つ「medicati...

この記事でおすすめした市販薬が、セルフメディケーション税制の対象になるかどうかを紹介します。

対象になる市販薬は「○」、対象にならない市販薬は「×」で示します。

市販薬名 対象
ガスター10
シグナル胃腸薬錠剤 ×
ブスコパンA
セレキノンS ×

※2016年8月18日時点

まとめ

胃薬は複数種類の市販薬が発売されており、医療現場でもよく使用されている薬も発売されているため、うまく症状に合わせて使用すれば多くの方は市販薬で症状を改善することができるでしょう。

胃薬は歴史があるものが多くて種類が豊富ですから症状に応じて選択すると言ってもなかなか難しいですから、まずはこの記事でおすすめしている薬で試してみてはいかがでしょうか。

なお原因はよくわからないけど胃の調子が悪い場合に使用できる胃薬が医療用医薬品で発売されています。健康診断で特に指摘がなくとも症状が続くようだったら病院受診をおすすめします。
参考

2013年6月にアコファイド錠という新しい胃薬が発売されました。 同じような分類の薬は古くから使用されてきましたので薬としては...

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