30%ディート配合の強力虫よけが発売 イカリジンとの比較・使い分け

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厚生労働省は2016年9月末まで高濃度の虫よけスプレーの開発を優遇することを宣言していて、2016年に発売したばかりの新成分「イカリジン」では、すでに高濃度配合商品が「天使のスキンベープ プレミアム」という商品名で発売されています。

この高濃度イカリジンを配合する虫よけの発売から遅れること1か月、世界でも最も使われている虫よけ成分「DEET:ディート」を30%配合した高濃度虫よけが2016年9月に発売が発表されました。

これまでのディート配合の虫よけの最大濃度は12%でしたから2.5倍高濃度の虫よけが発売されたことになります。

そこでこの記事では、15%イカリジンと30%ディートのどちらを使ったらいいのかを解説します。

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新発売になった30%ディート配合の虫よけとは?

まずは、高濃度ディート配合の新発売された虫よけについて、メーカー発表内容やその特徴を解説します。

メーカー発表内容

ゴキジェットなど殺虫・虫よけ業界で有名なアース製薬から『医薬品サラテクトEXWミストプレミアム30』という商品名の虫よけが2016年9月8日に発売になることが発表されました。

メーカー発表資料の抜粋は次のとおりです。

アース製薬株式会社 (本社:東京都千代田区、社長:川端克宜) は、世界で最も多く使用されている有効成分“ディート”を国内最高濃度に配合した医薬品の人体用害虫忌避剤『医薬品サラテクトEXWミストプレミアム30』 を、9月8日より全国で新発売いたします。

「サラテクト」 シリーズは、発売以来22年、改善・改良を重ねアイテムも追加し、お客さまの虫よけ剤への多様化するニーズにお応えし続けることで、トップブランドとなっています。

蚊が媒介するデングウイルス感染症やジカウイルス感染症の国内感染、また、ダニ媒介性脳炎などが懸念される昨今、厚生労働省より、2016年6月15日付で、人体用害虫忌避剤において有効成分の高濃度製品(ディート30%)の審査期間の短縮を行うとの通知があり、弊社ではいち早く開発に着手し医薬品製造販売の承認を得ました。

*注:2018年現在では、30%ディート配合の虫よけ「医薬品サラテクトEXWミストプレミアム30」は、現在は発売さていません。

30%ディート配合の虫よけの特徴・効果

15%イカリジンと違って、30%ディートの商品は「医薬品」の扱いになります。

しかし、医薬品だから効果が強い、医薬品以外だから効果が弱いということはありません。

この記事でも紹介していますが、5%イカリジンと10%ディートの効果は「蚊」に対してはほぼ同じですから、高濃度イカリジンと高濃度ディートの効果は同じと言えます。

ただ、ディートはイカリジンに比べて、虫よけ効果がある虫の種類が多いという特徴があります。

イカリジンで虫よけ効果がある虫は、「蚊、ブユ(ブヨ)、アブ、マダニ」ですが、ディートでは「蚊、ブユ(ブヨ)、アブ、ノミ、イエダニ、マダニ、サシバエ、トコジラミ(ナンキンムシ)、ツツガムシ」と多くの虫に効果があるんです。

これはディートの作用が強いということではなくて、ディートによって攻撃を受ける虫の種類が多いということ。

特にディートしか虫よけ効果がない「ツツガムシ」は、生命の危険性もある「ツツガムシ病」という感染症を引き起こす可能性がありますから、種類多く虫が避けられる虫よけは重宝します。

虫よけの範囲や作用の強さを総合的に考えれば15%イカリジンより30%ディートの方が虫よけとしての性能は高いと言えます。

30%ディート配合の虫よけの安全性

ディートは消防法上の「石油」に該当し、肌への刺激性があるとされています。

これまで発売されていた12%ディートでは6か月未満の赤ちゃんには使ってはいけないことになっています。

こうしたことからも肌への影響が気になります。

では30%ディートの虫よけではどうでしょうか。

医薬品 サラテクトミスト リッチリッチ30の商品説明のホームページに次のように記載があります。

本品はディート濃度が高いので、12歳未満の小児には使用しないこと(小児にはディート濃度が12%以下の製品を使用すること)。
 

30%ディートは肌への影響力が強く、赤ちゃんどころか小学生以下の子供には使えないという物です。

一方で、15%イカリジンは赤ちゃんにも使えるやさしい成分なので、安全性の面ではダントツでディートよりイカリジンの方が優れています。

30%ディート配合の虫よけはどこで買える?

2018年現在では、虫よけ剤の各メーカーから30%ディートが発売されています。

なお、30%ディート配合の虫よけとして初めて発売された「医薬品サラテクトEXWミストプレミアム30」は、現在は発売さていません。

メーカー 商品名
キンチョー 医薬品 お肌の虫よけ プレシャワー 30EX
フマキラー 医薬品スキンベーププレミアム
池田模範堂 ムヒの虫よけムシペールPS30
アース製薬 医薬品 サラテクト リッチリッチ30

いずれも「医薬品」なので薬剤師又は登録販売者が在籍しているお店で購入できます。

一部のホームセンターや大都市部のごく一部のコンビニではもしかすると資格を持った方が在籍していて購入できるかもしれませんが、薬局やドラッグストアで買ってください。

また、医薬品といっても規制の低い分類ですから、アマゾンや楽天などインターネットでも購入できます。

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30%ディート配合の虫よけのおすすめは?

どの商品でも問題ありませんが、

スプレータイプよりミストタイプの方を選んだ方がいいです。

それは、虫よけ成分が目や口に入るのはよくないので、首など顔に近いところに塗る時にミストタイプを手につけて手を使って首などに塗れるためです。

実際には、好みに合わせて選べばいいのですが、ミストタイプの方が使い道が広いかもですね。

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15%イカリジン・30%ディートの使い分け

まとめると高濃度虫よけ成分「イカリジン」と「ディート」は次のように使い分けると安心です。

  • イカリジンは、庭の手入れ、公園で遊ぶ時、近場でバーベキューをするなど、居住地域で使う時や子供や赤ちゃんに使う時に活躍します。
  • ディートは、山の中でキャンプ、トレッキング、熱帯地域の外国で役立ちます。
    街中にはあまりいない虫がいますし、外国では危険度の高い虫がいますので肌への刺激性が!!とか言ってられませんから。

このような場所に子供や赤ちゃんと一緒に行く時は、高濃度のディートではなくて従来使われてきた10%程度のディートを1時間おきくらいにこまめに塗るといいでしょう。

まとめ

高濃度の15%イカリジンを配合した虫よけに続き、高濃度の30%ディートを配合した虫よけが発売になりました。

30%ディート配合の虫よけは医薬品のため、薬局やドラッグストアなどの限られたお店でしか購入できません。探すのが手間ですからインターネットで購入しておくと便利です。

ディートは避けられる虫の種類は多いのですが肌への刺激性がありますから、出会う虫の種類や使う人を考慮してイカリジンと使い分けると安心です。

日本で庭や公園程度であれば、イカリジンで全く問題ありませんし、肌への影響を考えてむしろイカリジンを選択すべきです。

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