明日は重要な会議や出張などイベントで早く寝なければいけないけど、逆にその気持ちが強すぎて寝れない!ってことありますよね。
小学生の頃の遠足や修学旅行前のアレです。
また海外出張の時差ボケで、スムーズに現地の仕事に手がつけられなくて困った話もよく聞きます。
そういった場合、病院を受診して睡眠薬を処方してほしいと医師に頼めば、その願いを叶えてくれることも多いでしょう。
ですが、睡眠薬の多くは「向精神薬」という分類で依存性に考慮すべき薬であるため気軽に服用するものではなく、一時的な不眠や通常は不眠ではないけど明日に備えて早めに寝たい時には適しません。
そこで活躍するのが市販の睡眠薬。
いくつか発売されている市販の睡眠薬の中から良く効く最もオススメの一品を薬剤師が紹介しましょう。
オススメの市販の睡眠薬
「ウット」を最もオススメします。
風邪薬や鼻炎薬を服用すると眠くなる原因である「抗ヒスタミン薬」という成分に加えて、気分を落ち着かせる鎮静剤が2種類が高用量が配合されていて十分な効果が期待できます。
特に鎮静剤の方は、以前は医師が使う睡眠薬として使われていた成分ですから強めの効果を実感することができることでしょう。
市販の睡眠薬で有名な「ドリエル」は、抗ヒスタミン薬しか配合されていないので、ウットは効果が高いことが想像できますよね。
風邪薬や鼻炎薬を飲んで眠くなるのは「副作用」ですが、睡眠薬として飲めば「主作用」となるのが面白いですよね。
良く寝られるようにするテクニック
時差ボケなど、ホントに限定的な不眠であれば、ウットを服用することでほとんど解決できます。
ですが、何日もウットを服用しなければいけないなら少し注意が必要。
ウットは頼りすぎるとウットが無くてはならなくなる「依存性」が出てしまう可能性があるためです。
普段から少し不眠気味の方は、次の記事で寝るためのテクニックを解説していますので、参考にしてみてください。
睡眠は人生の約30%の時間を使うとても大切なものです。ぐっすりと寝られる方法を身に着けておきたいものです。
ウットを服用する時の注意事項をもう少し紹介
繰り返しになりますが、ウットで対処できる症状は、時差ボケなどの一時的に寝つきが悪い状態の時だけです。
寝つきの悪さが3週間以上続く時は、ウットの服用はやめて精神科や心療内科を受診することが必要です。
「精神科」や「心療内科」の受診は気がひける場合は、もっとも受診しやすい内科で問題ありません。
あと、成分の重複にも注意が必要です。
ウットには抗ヒスタミン薬と鎮静剤が配合されています。
抗ヒスタミン薬は、ほとんどの風邪薬、鼻炎薬に含まれているので一緒には服用しない方がいいです。
また、風邪薬や痛み止めの中には鎮静剤が配合されていることがあるので、説明書をよく読んで確かめるか薬剤師に相談してからにしましょう。
私がオススメする風邪薬、鼻炎薬、痛み止めとウットを一緒に飲んでも問題ないものと考えます。
まとめ
翌日に大事な会議などのイベントを控えすぐにでも寝たいという場合、海外出張で時差ボケになってしまった場合など、普段はよく寝れるけど一時的に寝れず、薬を使用してでも寝たい時は誰にでもあります。
そんな時に活躍するのが市販の睡眠薬です。
風邪薬や鼻炎薬を飲んだ時に起こる「眠気」の副作用を利用し、さらに鎮静剤を配合することで効果を高めた「ウット」を最もオススメします。
注意したいのは、ウットは一時しのぎの薬です。
まずは寝れるようにするテクニックを試してほしいと思います。
それでも何日も服用しなければいけない時は、内科・精神科・心療内科を受診するようにしましょう。
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