フェス、花火、お祭りでオシッコに行く回数を少なくする薬の裏技を紹介しましょう。
花火やお祭りなど、外でおこなうイベントでは、来場者数に対してトイレが少なかったり汚かったりとトイレに困ることが多いですよね。
ライブや映画では、トイレの数やきれいさは問題ないかもですが、途中でトイレで抜けるなんてイヤですよね。
こんな時に痛み止めの「ロキソニン」が使えるかもしれません。
では一体どうして、ロキソニンがフェス・花火・ライブ・映画の時のトイレに行きたくなった時に活躍するのかについて、薬のプロが解説します。
ちなみにオシッコではなく、ウンチをどうしても我慢したい時の方法は、この記事の一番下にありますんで、すぐ下の目次からジャンプしてください。
この記事の内容は、ロキソニンの本来の使い方ではありませんので試すなら自己責任でお願いしますね。
ロキソニンでオシッコががまんできる理由
頭痛・生理痛・喉の痛みなど、色々な痛みを軽減させる薬「ロキソニン」は、オシッコの出を少し悪くする作用があります。
オシッコが少なると「むくみ」の原因になりますから、通常はこの作用はロキソニンの「副作用」として扱われます。
ですが、この副作用のオシッコが少なくなる作用を逆に利用しちゃおうというのがこの記事の言いたいことです。
実はロキソニンがオシッコを少なくする作用は、医療現場ではかなり使われています。
それは夜中に何回でもトイレに行きたくなる「夜間頻尿(やかんひんにょう)」の症状が強い方に対してロキソニンが使用されます。
夜中にトイレに行く回数が少なくなれば、寝不足が少なくなって快適に日中が過ごせるようになるのでとても重要です。
ロキソニンは「プロスタグランジン」というホルモンの量を少なくさせることで痛みを取るのですが、プロスタグランジンは体の色々な所で働いています。
その一つに「腎臓の血流を低下させる作用」があります。
腎臓は血液からオシッコを作り出すところですから、血流が減ればオシッコの量が少なります。
さらにプロスタグランジンは膀胱の神経を刺激してオシッコに行きたい気持ちを強くするので、ロキソニンでプロスタグランジンの働きを少なくすることでトイレの回数が減るというわけです。
この作用は、夜だけでなく昼間でも同じ効果が期待できますからライブ・フェス・花火・映画で、オシッコに行きたくなる時の備えとして、ロキソニンが活躍するということです。
ロキソニンはいつ・どうやって飲めばいい?
ロキソニンは飲んで30分もたたない内に最も効果があらわれ、3~4時間くらい作用が続きます。
なので、家を出る前にロキソニンを飲んじゃうと効く時間が早すぎて必要な時に薬の効果が切れることがありますので、現地に着いてから飲むべし!です。
ロキソニンはあくまで補助なので注意
ロキソニンはオシッコを少なくする作用がありますが、全く出なくさせるものではありません。
水分をたくさん取ったり、お酒を飲めば、トイレに行きたくなるので注意。
あくまで「補助」です。
現地に着いたら、または着く前の行ける時にトイレに行っておくことをおすすめします。
ライブ・フェス・花火・映画でウンチが出ないよう薬で予防したい
ウンチを止めるのにオススメの薬があります。
それは、市販薬の下痢止め「ピタリット」です。
「ロペラミド」という有効成分が、商品名のとおりピタッとウンチを止めてくれます。
ロペラミドは、ひどい下痢の時に医師が処方する薬としてもよく使われていますから効果は相当なものです。
ロキソニンと違って、ロペラミドの効果は半日くらい続きますから家を出る前に飲んでおいてもOK。
私も絶対にウンチをしたくない時には、出かける直前に飲んでいきます。
市販薬の下痢止めについて、詳しく紹介した記事もあるのでよければ読んでいってくださいね。
まとめ
効果の高い痛み止めとして有名な「ロキソニン」には、体の中でオシッコの出を悪くする副作用があります。
ところが医療現場では、この副作用を逆に利用して、夜に何回でもオシッコに行きたくなる夜間頻尿の治療として使われている薬です。
この作用を利用すると、トイレに行けない・行きたくないライブ・フェス・花火・映画で活用できる可能性というワケ。
ウンチの場合は、下痢止めの市販薬「ピタリット」が本当にピタッとウンチを止めてくれますので、この2つの薬を活用すれば、大も小も気にせずにイベントを楽しめますね!
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