疲れ目・かすみ目・ものもらい・ドライアイ・充血それぞれに一番効く市販の目薬

目の調子が悪くて薬局やドラッグストアに行くと色々な症状向けの目薬が、山のように売られていてどれを選んだらいいのか迷っちゃいますよね。

薬剤師の私でもいきなりお店に行ってもすぐには決められないくらいです。

仕事や勉強で目が疲れ、かすんで周りがよく見なくなったということは誰でもあると思います。

自分では全く気づかなかったけど周りの人から指摘されて充血があることも。

2~3月頃には花粉症や黄砂でアレルギーが出て、涙が止まらないことやかゆくてたまらないこともあります。

コンタクトレンズを着ける方は、ゴロゴロする・痛いなど調子が悪くなることが頻発することもあるでしょう。

さまざまな目の症状は現代社会では全員共通の悩みです。

そんな時に目薬を調べようとgoogleで「目薬 おすすめ」と検索してみても各症状での目薬が、ずらっと紹介するサイトばかりで結局何を選んだらいいのかが分かりません。

もしかすると高い方が効果がいいかもって、なるべく高価な目薬を選んじゃっている方もいるかもしれませんが、高けりゃいいってもんではありません。

そこで、この記事では15年以上の経験を持つベテラン薬剤師が、それぞれの症状にベストなオススメ目薬を紹介しています!

目は生きていく上でめちゃくちゃ重要な部位ですから目薬を使う上での注意事項をオススメ目薬の次に紹介しますんで一緒に確認しておいてください。

疲れ目・かすみ目・ものもらい・充血への最もオススメな目薬

疲れ目・かすみ目の時のオススメ目薬

「ソフトサンティアひとみストレッチ」を最もオススメします。

仕事や勉強のしすぎな勤勉なアナタ、スマホに夢中のアナタ、ネットゲームをしすぎな廃人のアナタにオススメです。

何かに夢中になると目のピントが固定されてかすみ目や疲れ目になります。

そこで目のピント機能を調節する成分と目に効くビタミンが配合された目薬「ソフトサンティアひとみストレッチ」が効果を発揮します。

余分な成分は入っていないため、調子が悪い時に頻繁につかっても問題がない薬なのがオススメポイント。さらにこの目薬の良い点は、防腐剤が入っていないところ。

余分な成分が入っていないので疲れ目・かすみ目にピンポイントで効果がありますし、防腐剤が入っていないのでコンタクトレンズを装着したままでも使えます。

1個だけこの目薬で注意してほしいことがあります。

それは防腐剤が入っていないことの裏返しで腐りやすいということ。開封後は10日しかもちませんので10日経っても残っている場合はもったいなくても必ず捨ててください。

ものもらい(めばちこ)・結膜炎の時のオススメ目薬

「ロート抗菌目薬i」を最もオススメします。

抗菌成分「スルファメトキサゾール」の配合量が最も多く、1回ずつに小分けされているのでとても清潔なためです。

長く効果を発揮するように少しドロドロとしているのも高ポイント。

「ロート抗菌目薬EX」という名称で1回ずつに小分けされていない普通の目薬も売っていますから注意してくださいね。1個ずつに分かれている「ロート抗菌目薬i」を買いましょう。

目が痛い・腫れている・目やにがたくさん出る時にこの薬が効果を発揮します。

花粉症などで目がかゆみ時のオススメ目薬

「ロートアルガードクリアブロックZ」を最もオススメします。

かゆみを抑える成分が最大量が配合されており、口コミでも高評価なところがオススメ理由です。

ロートアルガードクリアブロックZで効果がなければなら「ザジテンAL」という目薬もオススメ。医師が花粉症の時に処方する成分を含む薬なためです。

花粉症の場合には、飲み薬や点鼻薬も一緒に服用すると目の症状にも効果があります。合わせてオススメ市販薬をチェックしておきましょう。

ドライアイの時のオススメ目薬

「ロートドライエイドコンタクトa」を最もオススメします。

角膜保護成分が高濃度で配合されているのとコンタクトレンズを装着したままで使用できる程安全な薬であることが理由です。

同じような商品名である「「ロート ドライエイドEX」でも良いんですが、こっちの薬はソフトコンタクトレンズの装着中は使えないので「ロートドライエイドコンタクトa」をオススメします。

ただね、目の状態が悪いんだったら不便でもコンタクトレンズは外しておいたままの方がいいですよ。

ドライアイの多くの原因は疲れ目の時と同じですから、疲れ目の所でオススメした「ソフトサンティアひとみストレッチ」も試のもアリです。

充血がある時のオススメ目薬

「ソフトサンティア」を最もオススメします。

充血は、目の乾燥や疲れ目によって血管が広り充血になることほとんどですが、高血圧とか違う病気でも起こることがありますから続く場合は眼科を受診すべきです。

そのため、充血を抑える成分を配合している目薬を使うのではなくて、涙の成分の代わりになるような単純な成分しか入っていないソフトサンティアで潤いを与えることに留めておき、2、3日様子をみて全く改善されないなら眼科を受診する方がいいです。

ソフトサンティアは眼科医師も治療でものすごく使用しますので安心感が高いですよ。

緑内障、白内障、加齢黄斑変性のオススメ目薬

残念ながら市販薬では緑内障・白内障・加齢黄斑変性を治療できる目薬はありません。

眼科を定期的に受診するようにしましょう。

特に緑内障と加齢黄斑変性は、失明の危険性もあるのできちんとした治療を受けないといけません。

市販薬の目薬を使う時の注意事項

目はとても重要な部位で、悪くなった目は今の医療技術では治すことができません。

市販の目薬がキケンということではなくて、目は慎重にケアをした方がいいので市販薬の目薬を使う前に次の注意事項を知っておくようにしておいてください。

市販薬の目薬を頼り過すて長期間使い過ぎない

どのような症状であれ、市販薬の目薬を3日間使っても症状が全く改善しなれば眼科の受診が必要です。

例えば、目のかすみの場合は緑内障など失明にいたる重要な疾患が隠れている場合があるので要注意。

充血をとる成分は特に使い過ぎに注意

血管を収縮させて充血を治す成分として、「ナファゾリン」や「テトラヒドロゾリン」が市販薬の目薬に使われています。

これらは、効果が良くついつい頼ってしまいがちですが、使いすぎると効きが悪くなったりかえって症状が悪くなることがあります。

疲れ目だと頻繁に目薬を使うことがあります。

その時にこの充血を抑える成分が入っているとあまりよくありませんから頻繁に使いたい目薬こそ慎重に選んでください。

コンタクトで目の調子悪くなったならコンタクトは外す

コンタクトレンズをしたまま利用できる目薬もありますが、目の調子が悪いんだったらコンタクトレンズは外しておいた方がいいに決まってます。

たまにはメガネをかけていつもと違った知的なアナタを周りの方に見せつけちゃいましょう。

そこから何か始まるかもしれませんよ。

JINSのメガネは、度が入っていないメガネ屋さんなイメージですが、度入りメガネも売ってますよ。

ブルーライトは目をかなり疲れさせますし、実際にJINSのメガネはPC使用時に目にやさしいと体感していますのでオススメです。

花粉症の時は内服薬と点鼻薬と一緒に使用すると効果的

花粉症のアレルギー反応は目だけで起こるわけでなくて、顔全体・体全体で起こるわけですから「目がかゆい」だけでも内服薬と一緒に使うと効果的ですし、点鼻薬も同時に使ったらなお高い効果が期待できます。

飲み薬と点鼻薬のオススメ市販薬も併せてチェックしておきましょう。

薬剤師が教える正しい目薬の使い方

このブログで目薬の差し方や複数の目薬を使う場合の順番を紹介しています。

目薬の正しい使い方をマスターし、効果的に目薬が使えるようになりましょう。

目薬などの外用薬の開封後の使用期限

目薬など水を多く含むものは細菌やカビが繁殖しやすい環境です。

開封前の使用期限は箱に記載がありますが、使用を開始してしまった後の目薬はいつまで使えるんだろう??って思ったことありますよね。

そんな悩みに解決するため目薬をはじめ、他の外用薬の開封後の使用期限の目安を紹介した記事も確認しておきましょう。

セルフメディケーション税制の対象品

市販薬を購入すると税金が安くなる「セルフメディケーション税制」という制度が2017年1月から始まりました。

セルフメディケーション税制を詳しく確認する
市販薬によってこの制度が摘要できるかが異なりますので、この記事でオススメした市販薬が、セルフメディケーション税制の対象になるかどうかも紹介しますね。

対象になる市販薬は「○」、対象にならない市販薬は「×」で示します。

市販薬名 対象
ソフトサンティアひとみストレッチ ×
ロート抗菌目薬i ×
ロートアルガードクリアブロックZ
ロートドライエイドコンタクトa ×
ソフトサンティア ×

まとめ

市販の目薬は、同じような薬がいっぱいあって選択に迷います。

目薬を紹介するブログはたくさんありますが、どれもたくさんの種類の目薬を紹介していて結局なにを選んだらいいのかがわかりません。

そこでこの記事では、よくある目の症状「疲れ目・かすみ目・ものもらい・ドライアイ・充血」のそれぞれに最も効果的だと考えるオススメ目薬をそれぞれの症状に対して一品ずつ提案しています。

15年以上の経験を持つベテラン薬剤師が丁寧に調べ上げましたから満足してもらえると自負しています。

なお、目は生きていく上でとても重要な部位です。

市販薬で様子を見すぎないようにして、症状によってはすぐに眼科を受診する姿勢が大切です。

点眼薬・目薬以外の他の薬効でのおすすめ市販薬は次のリンクか、画面上部のメニューボタンからどうぞ。

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