薬剤師が解説!二日酔い予防と早く治すために必要なたった2つのポイント

OZP68_kanbeermotteyottaossan

年間360日くらいお酒をたしなむ産業薬剤師です。

酒の失敗は数知れず。泥酔後の二日酔いのたびにする「酒を断つ決心」はその日の内に忘れてしまう。

そんなダメおやじで酒好きの私が、「二日酔いにならないための方法はないのだろうか」と薬剤師としての基本知識を駆使しながら試行錯誤して見つけた二日酔いの予防方法がありますので、この記事で紹介しておこうと思います。

そして飲みすぎちゃって二日酔いになってしまった時の早く回復させる方法も紹介します。

ついついお酒を飲み過ぎてしまう方にオススメの記事です。

しかし、最初に断言しておきます。

これから紹介する方法は、お酒がいくらでも飲める無敵になる方法ではありませんのでご注意を。

そもそも二日酔いとは何なのかを知っておくと分かりやすい

二日酔いのムカつきや吐き気、頭痛などの症状は、体内でお酒を分解する過程で発生する「アセトアルデヒド」によって引き起こされます。

お酒の主成分であるエタノールは、体内にいるアルコールを分解する酵素によって「アセトアルデヒド」に、さらにアセトアルデヒドを分解する酵素によって、「酢酸(お酢のことです)」となって体外に排泄されます。

アセトアルデヒドは、新築の家で、倦怠感・めまい・頭痛を引き起こす「シックハウス症候群」の原因の一つであることでも有名ですよね。

空気中にほんの少し含まれるだけでシックハウス症候群になるくらい毒性が強いので、お酒の分解する過程で体内に少し存在するだけでも大きな影響を与え、頭痛や吐き気などを引き起こします。

お酒を飲みすぎるとエタノールを酢酸にまでなかなか分解できず、アセトアルデヒドが体内にたまってしまい二日酔いが起こるのです。

ちなみにアセトアルデヒドを分解する酵素の働きや量には人種や個人差があって、働きが強いと酒豪で、働きが弱い又は無いと下戸となります。

二日酔いの予防のために必要なたった2つのこと

ここからが本題です。

二日酔いは、お酒を飲んでいる時にたった2つのことを守れば予防することができます。

それは次の2つ

  1. 水分を十分補給する
  2. 効率よく使えるエネルギーを補給する

順番に解説していきましょう。

①水分を十分補給する

アセトアルデヒドを分解する酵素には、水分が不可欠です。

効率よくアセトアルデヒドを無毒化するためにお酒を飲む時は、冷水・お茶・スポーツドリンクなどのお酒以外から十分すぎるくらい水分を補給してください。

ビールなどのお酒から十分水分が補給できると思っちゃいますがそれは違います。

お酒を飲むとトイレによく行きたくなりますよね。

エタノールには、オシッコに行きたくなる脳の機能を調節するホルモンの働きを変化させてしまい、必要以上にオシッコから水分を出してしまいます。

実は、オシッコして飲んだ量と同じかそれ以上が出ていってしまうんです。

そのため、お酒を飲んでいる間や寝る前に水分をとるようにしましょう。

酒と同じだけ水分をとるのがベストです。

宴会中に水を飲むのが難しいは、寝る前に腹がはちきれんばかりに真水を飲んでください。

私はいつもこっちです。

②効率よく使えるエネルギーを補給する

アセトアルデヒドを分解するためにはエネルギー(=カロリー)も必要です。

それは、アセトアルデヒドを無毒化する「酵素」は生き物だからです。人間の体は例外は一部ありますが、何をするにもエネルギーが必要で、エタノールを分解する酵素も同じ。

つまり、寝る前までに何か食べておくことが重要。しかもすぐにエネルギーとして使える「炭水化物」を食べることです。

飲み会の後にラーメンや麺類が食べたくなるのは、体がすぐに使えるエネルギーをほしがっている証拠です。

炭水化物は、ラーメン・うどん・焼きそばなどの麺類、おにぎりや雑炊などがあります。

太るから食べるのは嫌だ??二日酔いで苦しむのと太るのとどっちがいいのか・・・です。

さらに、食べ物をエネルギーに効率よく変換するためにはビタミンB群も必要です。ビタミンB群は炭水化物をエネルギーに変換する際の「潤滑油」。

豚肉にはビタミンBが豊富なので、飲み会中には豚肉料理を食べておくのもコツです。

それが難しければ寝る前にビタミンB群のサプリメントを摂取するのもよいでしょう。

二日酔いに効能があるビタミン剤「ハイチオールCホワイティア」の服用もアリです。

二日酔いから早く回復させる2つの方法

残念ながら二日酔いになってしまった時に早く回復する対処方法を紹介します。

それは、アセトアルデヒドを速やかに無毒化すること。

実は、二日酔いから早く回復する方法も予防方法と同じで、「水分補給」「エネルギー補給」がモノをいいます。

それぞれ若干のコツがありますんで順番に紹介します。

①効率よく水分補給する方法

二日酔いになってしまったら、胃腸の動きは弱くなっていますので普通の水では効率よく吸収して活用できません。

そのため、体内に吸収しやすく工夫されているアクエリアスやポカリスエットなどのスポーツドリンクで水分補給すると効果的です。

さらに威力を発揮するのが経口補液、その名も「OS-1」@大塚製薬です。

これは少ししょっぱいポカリスエットのようなジュースなんですが、とても効率よく体内に吸収されるように計算された飲料のため、点滴で水分を補給するのと同じくらい効果があるとして厚生労働省が認めているほどの飲み物です。

コンビニでは販売されておりませんので、薬局やドラッグストアで買うしかないので、すぐに手に入らない時はスポーツドリンクで良いのですが、できれば「OS-1」で水分補給できると良いですね。

二日酔いになることが多い方は、買いだめしておくことをオススメしますが、賞味期限が短く手元に来てから半年程度しかもたないので、ご注意ください。

OS-1は、熱中症予防や胃腸風邪などの水分補給にも効果を発揮しますから、ゴルフやテニスなどでよく屋外で体を動かす方や小さいお子さんがいる方は、買いだめしておいても問題ないと思います。

②効率よくエネルギーを補充する方法

二日酔いの時は、気持ちが悪くて何も食べたくないですよね。

でもそれは二日酔いを早く治すためには逆効果。

酵素が働くエネルギーが足りないとアセトアルデヒドを無毒化できないためです。

二日酔いがひどくてもがんばって何か食べるようにしましょう。

食べると案外すっきりするものです。

できれば炭水化物のご飯類や麺類がベスト。お茶漬け、そうめん、うどんやラーメンがいいでしょう。

どうしても無理ならカロリーメイトだとか高カロリーのお菓子でもいいかと思います。

二日酔いの症状に効果的な薬

二日酔い自体を早く治したい

二日酔い自体を早く治したい時は、漢方薬の「牛黄」がオススメ。

詳しくは下記リンク先の記事をご覧ください。

二日酔いによる頭痛や吐き気などの症状を治したい

頭痛など起こっている症状に合わせて、市販薬を服用しても問題ありません。

頭が痛ければ痛み止めを、気持ちが悪いとか胃がムカムカするということであれば胃薬を服用してください。

それぞれ最もオススメする一品を紹介した記事があるので、チェックしてみてください。

二日酔いになりにくい体づくり

日ごろから二日酔いになりにくい体をつくっておくことも重要です。

とにかく二日酔いには敏感な私ですから、シジミ汁など色々試しましたが今イチオシなのが「ミドリムシサプリメント」です。

ミドリムシ入りのエサを食べていた鳥は、その肉に肝臓を強くする成分「タウリン」が多く含まれていたことが実証されていますから、人間であってもミドリムシは二日酔い予防に手助けになる可能性が高いですよね。

詳しくはこのブログ内のミドリムシサプリメントの紹介ページをチェックみてください。

休肝日を作って肝臓を休め、疲れをためない体を作ろう

冒頭で書いたとおり半アル中のような私でしたが、今では平均で週3日は休肝日を作っています。

肝臓は疲れをとるために必要な臓器です。

毎日元気に動けるようになるためにもきちんと肝臓を休ませてあげたいものです。

休肝日によって実感した効果、そもそもどうやって休肝日を作ったらいいのかを紹介した記事がありますので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

二日酔いになってしまうキーワードは、「脱水」「エネルギー不足」の2つ。

そのため、お酒を飲んでいる時か飲んだ後にしっかりと水分補給をする、お酒と一緒に炭水化物でエネルギー補充をすることを心がければ、少しは二日酔いになるケースを低くすることができます。

それでも二日酔いになってしまった時も予防と同じで水分補給とエネルギー補給をして早くリカバリーできるようにしよう。

胃腸が弱っている関係で普通の水では吸収が良くないため、効率よく水分が体に浸透するOS-1やスポーツドリンクから水分を摂取することをオススメします。

さらに、何も食べたくなくても炭水化物や高カロリーなお菓子をがんばって食べましょう。

2 Comments

薬剤師がお伝えする二日酔いの予防と治し方 | 産業薬剤師の視点|生活習慣病と無縁の健康診断で褒められる体を作る にコメントする コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です